街をとことん楽しみたいなら、星野リゾートの街ナカホテル「ＯＭＯ（おも）」へ。街へのなじみっぷりを各地で体感させてくれるスタッフ＝ＯＭＯレンジャーを、街好き＆旅好きなＦＭ８０２ＤＪの深町絵里さんが深堀り！

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Ｗｈａｔ’ｓ ＯＭＯ？ ニッポン各地の「街」を遊び尽くす。

「街」をこよなく愛するスタッフが、ローカルの飲食店やキーマンたちと仕掛ける、新感覚ホテル。思いもよらない魅力に出会い、いつの間にかその街までお気に入りに。

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【ＯＭＯレンジャーに一問一答】

ｆｒｏｍ 金沢
■ ＯＭＯ５金沢片町 ｂｙ 星野リゾート スタッフ 海野めぐみさん

（１）生年月日：１９９３年５月１６日
（２）出身地：神奈川県・平塚市
（３）勤続年数：９年
（４）毎朝のルーティン：出勤途中にあるステンドグラスが象徴的な尾山神社で参拝。
（５）休日の過ごし方：北陸エリアへ弾丸旅行。直近は富山の「富山市ガラス美術館」や「ほたるいかミュージアム」を満喫。
（６）極私的必携アイテム：初詣で授かった神社のお守り（今年は出雲大社のもの）。
（７）ストレス発散法：自然を感じられる場所や美術館、ローカルな銭湯や居酒屋で過ごす。
（８）こんな店にグッときます：料理や空間だけでなく、お店への熱い思いを感じるとグッときます。
（９）お薦めしたい街遊び：金沢は「弁当忘れても傘忘れるな」との言葉があるほど、曇りや雨が多い地域。外出が億劫になりがちですが、庭園が美しい「兼六園」の茶屋で雨音のＢＧＭにひと息つくと、心がスーッと落ち着きます。

地元の推し店：赤城［金沢・新天地］

片町の中でもディープな新天地商店街の名店。店主・赤木久士さんが毎朝山や川で採る食材を生かした滋味深い料理が絶品。春の山菜、夏のアユ、秋の自然薯など、旬の味覚が待ち遠しいです。カウンターに置かれた焼酎樽からセルフで注ぐ前割りの焼酎も名物ですが、飲み過ぎ注意！

赤城
住所：金沢市片町２−３−２７　電話：０７６−２６３−７８９７　１７時〜２１時閉店　不定休

『美術館ツアーの実現が念願でした』

毎日開催している「金沢２１世紀美術館」のお散歩ツアーは、公共の美術館ということもあり実現には高い壁が。ですが、お客様にその魅力を伝えたい！ と毎日通って美術館や作品の背景を学び、美術館の方へ熱いメッセージを送り続けてついに実現。その時の感動が忘れられません。美術館は震災の影響による改修のため２０２７年春から長期休館予定。休館中も街ナカでアートに触れられる企画を思案中です。

『もっともっと街に溶け込みたい』

ＯＭＯレンジャーの使命は、街とお客様を繋ぐこと。私たち自身が日々街へ繰り出し、地元の方々と交流することを心掛けています。とはいえ、実はそれぞれが興味のままに誰よりも街を楽しんでいるだけ（笑）。金沢は伝統工芸やアートなどを現代に合わせながら進化し続けているのが魅力。そんな街に誇りを持つ地元への敬意を胸に抱き、もっと深く街に溶け込み、魅力を伝えていきたいです。

＼深町さんのコメント／

金沢の街に流れる神秘的な空気をまとった人。言葉の端々から溢れ出る知性や感性は、日々アートや伝統工芸に触れていらっしゃるからでしょうか。その審美眼で現地を案内してほしい！

ＯＭＯ５金沢片町 ｂｙ 星野リゾート
住所：金沢市片町１−４−２３　電話：０５０−３１３４ｰ８０９５（ＯＭＯ予約センター）

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ｆｒｏｍ 大阪
■ ＯＭＯ７大阪 ｂｙ 星野リゾート スタッフ 八十田香枝さん

（１）生年月日：１９７２年８月１４日
（２）出身地：大阪府・大阪市
（３）勤続年数：約２０年
（４）毎朝のルーティン：犬２匹の散歩ついでに、家の近所の古墳の上でラジオ体操。
（５）休日の過ごし方：次男坊を半強制的に誘って「おかんクラブ」を結成。ネタ探しも兼ねて、気になる街を巡ります。
（６）極私的必携アイテム：アンミカさんの『ポジティブ手帳』。中学時代の友人が毎年プレゼントしてくれて、持っているだけでパワーがみなぎる気が。
（７）ストレス発散法：ストレスはありません。
（８）こんな店にグッときます：無愛想な店主に好奇心がくすぐられます。通い詰めて笑顔を引き出した瞬間、心の中でガッツポーズ！
（９）お薦めしたい街遊び：長期滞在をして街によって雰囲気がガラリと変わる魅力を感じてほしい。人気スポットを巡りつつ、一日はちょっと王道を外して堺へ古墳ツアーはいかがでしょう？

地元の推し店：串かつ 越源［大阪・新今宮］

とにかく、おいしい。「ウチは混んでるから、もう来なくてええのに〜」と冗談半分でお店の方に言われても、つい足が向いてしまうスタッフの間でも人気の一軒です。ソースは、ピリッとスパイシー。串かつを次々と揚げていく熟練技を眺めながら熱々を頬張れるのも、カウンター１０席という小さな空間こその魅力ですね。

串かつ 越源
住所：大阪市浪速区恵美須東２−３−９　電話：０６−６６３１−２６９６　１２時〜２１時閉店　木曜休

『万博、想像以上にハマってます！』

休日は朝から晩まで万博に夢中！ 会場に入った瞬間からフェスのような高揚感に包まれ、音楽や香り、建物など、五感を刺激する体験の連続に一瞬で心を鷲掴みにされました。「ＯＭＯ７大阪」では万博の開催期間中、ロビーに「ＥＸＰＯサポート」を設置して、お客様の楽しみ方をサポートしています。それぞれのスタッフが足を運んで、会場で感じたリアルなワクワクをイチ早くお届けしています。

『大阪人のおせっかい文化が大好き』

これまで多くの地域の立ち上げに携わってきましたが、生まれ育った大阪の街が一番好き。コロナ禍に開業した「ＯＭＯ７大阪」は準備期間中も商店街がシャッターだらけで、ご近所開拓も厳しい状況でした。それでも地元の方が「一緒に頑張ろう」と鼓舞してくれ、その温かいおせっかいに救われました。私たちも負けずにおせっかいを焼きながら、大阪の街のようにパワフルに突き抜けていきたい。

＼深町さんのコメント／

「おかみさん」とのあだ名の通り、みんなを温かく包み込みながら元気を与えてくれる太陽のような人。大分出身で大阪歴が長くないので、もっとディープな魅力を教えてほしいです

ＯＭＯ７大阪 ｂｙ 星野リゾート
住所：大阪市浪速区恵美須西３−１６−３０　電話：０５０−３１３４ｰ８０９５（ＯＭＯ予約センター）

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ｆｒｏｍ 高知
■ ＯＭＯ７高知 ｂｙ 星野リゾート スタッフ 加藤大雅さん

（１）生年月日：１９９５年７月２５日
（２）出身地：京都府・京都市
（３）勤続年数：６年
（４）毎朝のルーティン：ストレッチ。毎晩開催している「よさこい踊りショー」や「カツオの藁焼き」など、体を動かすことが多いので。
（５）休日の過ごし方：開拓も兼ねてご近所散歩、読書。
（６）極私的必携アイテム：よさこい踊りの必需品「マイ鳴子」。名前の「大雅」にちなみ阪神タイガースカラーに。
（７）ストレス発散法：森の中でチェアリング。キャンプ用の椅子に座って、ひたすらぼ〜っとする。
（８）こんな店にグッときます：高知弁で快活な女性を意味する「はちきん」のように、県外から来た人を明るく招き入れてくれる店主のお店に惹かれます。
（９）お薦めしたい街遊び：高知の人は宴の達人。お酒が好きな方はホテルでも体験できる「べく杯」のお座敷遊びを。あとは８月の「よさこい祭り」を生で観てほしいです。

地元の推し店：お料理とおもてなし 八金［高知・はりまや町］

「はちきん」と書いて「やがね」と読む店名の通り、元気いっぱいの女性店主が迎えてくれる居酒屋です。地元や旬の素材を使った料理と共に楽しめるのが、高知ならではのお座敷遊び（事前予約制）。「べく杯」の他にも「菊の花」や「箸挙」など、宴をより一層盛り上げる高知の文化を体験してみてください。

お料理とおもてなし 八金
住所：高知市はりまや町１−４−１７　電話：０８８−８５６−６１１８　１７時〜２２時閉店
月曜休＆不定休　インスタグラム（＠yagane_kochi）

『「よさこい祭り」の伝統を守りたい』

母の実家が京都の酒蔵で、日本の伝統文化を守ることに携わりたいと「星野リゾート」に入社しました。加賀やトマム、雲仙での勤務を経て、スタッフ自らよさこいを踊る「ＯＭＯ７高知」への異動を志願。高知の街に根付いた「よさこい祭り」に魅せられ、ダンス未経験ながら日々練習を重ね、今では寝ても覚めても「よさこい」一色。地元の方々と力を合わせ、次世代へこの伝統を繋いでいきたいです。

『よさこい＆藁焼きの二刀流です！』

一番大変だったのは、カツオの藁焼きの習得。ディナービュッフェの目玉としてお客様の目の前で迫力たっぷりに焼き上げますが、炎の熱さは想像以上で命の危険すら感じたほど。今では皮目・血合い・身の火入れ具合を見た目だけで判断できるように。夜は舞台でよさこい踊りを披露しているため、お客様に驚かれることも多々。海外の方には「ミスターフィッシュ！？」とビックリされています（笑）。

＼深町さんのコメント／

日本の伝統文化への深い思い、よさこいへのストイックな愛を強く感じました。敬意を込め、「ミスターよさこい」と呼ばせてください！「よさこい祭り」の時期に行きたくなりました

ＯＭＯ７高知 ｂｙ 星野リゾート
住所：高知市九反田９−１５　電話：０５０−３１３４ｰ８０９５（ＯＭＯ予約センター）

取材・文／川嶋亜樹
写真／中島真美
提供／星野リゾート