京都観光で「いけず文化」を体験? 斬新すぎる嵐電の中吊り広告

2024.1.19 18:15

1月10日から嵐電に掲出中の京都の「いけず文化」を疑似体験できる中吊り広告

(写真4枚)

本音を遠回しな皮肉で伝える京都人の「いけず文化」を体験できる中吊り広告が、京都市内を走る「京福電気鉄道」(京都市中京区)の路面電車「嵐電」で掲出中だ。

2023年秋に「いけず文化を観光資源にする」という目的で開発した「裏がある京都人のいけずステッカー」。表面に丁寧なのにどこか違和感のある「いけず」な建前が描かれる一方、裏面を除くと隠れていた京都人の本音が記されており、SNSで話題を呼んだ。

そんな斬新なステッカーが、今度は車内広告に。「ようおこしやす。えらいよそいきのなりしはって、琵琶湖でも行ってはったんどすか?」と笑顔を見せる女将だが、車内広告では裏面は自主規制がかかっており、Webでの検索に誘導する形に。ここを読み込んで見てみると、「汚れた格好で来やがって鴨川で全部洗うてこい!」とインパクトの強い文言&モデルの表情を見ることができる。

制作したのはコンテンツ企画・制作の「ない」(大阪市淀川区)とデザイン会社の「CHAHANG」。言い回しは11名の京都人による「いけず座談会」の中から採用されたといい、広告以外の言い回しも含む全4種類のステッカーは京都市内10店舗ほかで販売中だ。

この中吊り広告は1月21日まで、京都市内を走る嵐電全線(嵐山本線・北野線)の全車両で掲出される。

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