大阪「万博応援ひろば」がイベントスペースとして復活!背景にある街の課題、そして想いとは?[PR]

弁天町を盛り上げるため組織や所属を超えて協力するみなさんにお話を聞きました。左から大石さん(西日本旅客鉄道)、村田さん(イノベーションポート200)、浦田さん(大阪市高速電気軌道)牧さん(リンクコーポレーション)に加え、万博期間中にべんてんひろばの運営を担当した綿島さん(西日本旅客鉄道)(3月15日「あつまろう!べんてんひろば交流DAY」)
JR大阪環状線とOsaka Metro中央線への乗り換え駅として多くの人が利用する「弁天町駅」(大阪市港区)。その駅前に、『大阪・関西万博』開催期間限定で開放されていた「べんてんひろば」が、3月15日に復活。

再オープンにあわせ、イベント『あつまろう!べんてんひろば交流DAY』を開催し、ダンスや演奏などステージプログラムや、人気飲食店のキッチンカーなどを楽しむ多くの人でにぎわった。地元のフラダンス教室の友人のステージを見に訪れていた近隣在住の2人組は「はじめてこの広場に来ましたが、きれいになって、いいですね!」と笑顔で話し、イベントを楽しんでいた。

「地域の賑わいというのは、地域の皆様方と一緒に作っていくということが大切だと思っておりますので、今日で終わりではなく、今日からスタートで!この広場のいろいろな使い方を一緒に考えていきましょう」と、今回の再オープンイベントを企画した大石さんは、ステージから集まった参加者たちに呼びかけた。
◆ 「べんてんひろば」復活!万博期間中、来場者やパビリオンで働く人たちと地域住民が交流
万博期間中、弁天町駅を利用して夢洲に通った、という人も多いのではないだろうか。駅舎は万博開幕にあわせて改良工事が行われ、併せて弁天町エリアのにぎわいの創出を目的に、駅前の旧「交通科学博物館」(2014年閉館)跡地に「べんてんひろば」が新設された。


期間中は、高架下空間を黒板チョークアートで装飾したり、キッチンカーや仮設店舗による飲食イベント、音楽やダンスなどのステージイベント、人工芝を利用した運動会、相撲や空手、アニメやコスプレなど日本らしい文化をテーマにした企画も登場。2025年10月12日13日には、万博会場の近隣エリアで万博を盛り上げる『ウラ万博』ファイナルイベントと連動して『駅スポ べんてんフィナーレ』も開催した。

イベントがない日も、地元港区に事務所を構える飲料メーカー「伊藤園」と、隣の住之江区に本社のあるスポーツメーカー「ミズノ」が共同開発した、フカフカの人工芝が敷設された開放感のある空間では、学生が放課後を過ごしたり、子どもたちが遊ぶ姿も見られ、地域の日常の風景に溶け込み始めていた。

しかし、地域の人たちをはじめ、万博来訪者やパビリオンで働く人も含めた駅利用者など、多くの人が交流する場としてにぎわった広場も、万博開催期間限定のプロジェクトのため、10月の万博閉幕とともに一旦利用中止に。それがこのたび、弁天町駅周辺を継続的に盛り上げようと、再オープンすることになった。

◆ 弁天町駅の周辺ってどんな街?乗り換えが便利な故に、実は課題が…

「弁天町駅は、乗り換えが便利な故に、街への回遊が少ないことが課題です。これまで駅ビル等のターミナル開発で人々の交流を創出してきましたが、ハード開発だけでは限界があることから、ほかのさまざまな手法で仕掛け作りの必要性を感じています」と話すのは、オープニングのステージにも立った、西日本旅客鉄道・地域まちづくり本部の大石さん。

「『べんてんひろば』は、人が集まり、交流が促進される取り組みの挑戦の場です。地元や行政機関に必要なピースを埋めていただきながら、一緒ににぎわいを作っていきたい」と、今回の復活にも気合いが入る。
大阪市高速電気軌道(Osaka Metro)・都市開発事業本部広域拠点開発部事業開発課の浦田さんも、「現在、弁天町エリアの魅力を『町工場と隣り合う都心居住』と捉えて、地域の価値を高めるエリアイノベーションに取り組んでいます。これから人口減少時代を迎えるにあたり、その街特有の文化や経済圏を育てて、『住み続けたい街』『訪れたい街』を目指していきたい。そのためには『べんてんひろば』だけでなく、エリア全体で魅力を高めていく必要がある」と話す。

◆ 地域にとって象徴的な発信の場に!実は300を超える町工場がある弁天町

実際に、弁天町駅周辺には300を超える町工場がある。それら町工場の横のつながりを強化し、「町工場の技術を世界へ。」を発信する取り組みをおこなう「イノベーションポート200」は、今回の「べんてんひろば」再オープンのイベントと同日に、2025年11月に「べんてんひろば」で開催した「ガレージBENTEN」の第2弾を、弁天町駅をはさんだ「もと市岡商業高等学校跡地」で開催。現役のクラシックカーをずらりと展示した。

「旧車が故障しても、修理して乗り続けられる未来を作ることを目指して取り組んでいます。港区には本当にすごい技術を持つ町工場がたくさんあり、だからこそ世代や地域を超えて横のつながりを増やし、ものづくりを次世代に繋いでいきたい」と話すのは、イノベーションポート200の村田さん。

「『べんてんひろば』は地域にとって象徴的な発信の場であり、今後もさまざまな連携をおこなっていきたい」と、大石さん、浦田さんらとともに意気込みを語る。

◆『とりあえず、べんてんひろばで待ち合わせ』みんなに愛される場所に!

大阪・港区、住之江区、大正区から万博を盛り上げる『ウラ万博』を主催し、この地区の街づくりに取り組むリンクコーポレーションの牧さんは、「大都会に『べんてんひろば』のような多くの人が集まれる場所は少なく、イベントを開催するには最高の場所。港区の待ち合わせが『とりあえず、べんてんひろばで待ち合わせ』となるような、みんなに愛される広場になってほしい」と語る。

「これからも地域密着型のイベントを目指し、まずはみんなで作り上げる『べんてんひろば大運動会』を開催できたらいいなと思っています」と、今後の具体的な活用への想いを明かした。
「べんてんひろば」の再オープンをきっかけに、弁天町周辺エリアを盛り上げたい企業や団体の想いが繋がり、今回のイベント開催となった。早速「べんてんひろば」で「こんなことやってみたい」という問い合わせは増えていて、4月5月開催のイベントの計画も進行中だ。憩いの場、イベント開催の場として、街に関わる人たちを巻き込んだ「べんてんひろば」の今後の活用が期待される。
取材・文/太田浩子 写真/Lmaga.jp編集部
提供:西日本旅客鉄道

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