「帰宅難民になり、水も買えず…」東日本大震災から15年、災害発生時の不安トップ『水』

2時間前

地震など災害の備え、まず水の確保から…

(写真4枚)

東日本大震災発生から15年が経つ。「南海トラフ巨大地震」の発生確率も高まり、台風、豪雨、山火事といったさまざまな自然災害に対しても、備えが必要と感じつつ「なんとなく不安だが、行動していない」という人は多い。

◆ 災害発生時の不安、トップは『水』続いて『電気』…最低限備えるべき水の量は?

具体的に何に不安を感じている人が多いのか。全国の20〜70代男女400人を対象にした「防災意識調査」では、「災害が発生した際に、不安に感じることはなんですか?」という質問に対し、トップは水の問題で「 断水が発生し、生活用水が不足すること」という結果に。続いて電気の問題「停電が発生し、電気が使用できなること」、3位は「自宅が倒壊・損壊すること」だった。(出展「防災意識調査」ライフドリンク カンパニー実施 2025年全国の20〜70代男女400人を対象)

筆者も、東日本大震災で水の確保の難しさを実感している。東京都港区の職場で帰宅難民になり、余震におびえながら自宅まで約18キロの道のりを歩いたが、コンビニなどでミネラルウォーターの売り切れが続出。なかなか手に入れることができなかった、という苦い経験がある。

災害発生後には難しくなる水の確保、どのように備えればいいのだろうか?「政府や地方自治体は、災害時に確保すべき水の量として、『大人1人1日当たり3リットル、最低でも3日分、できれば1週間分を用意』することを推奨しています。つまり、1人あたり最低3日分の9リットルを用意しておく必要があります」と話すのは、この「防災意識調査」を実施した飲料メーカー、ライフドリンク カンパニー 執行役員人財本部長浅井祥平氏。

500ミリリットルのボトル×6本で3リットル、それを3日分。合計9リットルを家族の人数分用意したい

「1日に3リットルは多いと感じるかもしれませんが、必要な水分量を摂取できていないと、脱水症状やエコノミークラス症候群になる可能性もありますので、しっかりと水分をとれるよう準備しておく必要があります」

なお、3日=72時間というのは人命救助のタイムリミット。地震が発生したあと、3日間はライフラインの復旧よりも、まず救助活動が優先となる。その期間の水や食料だけでも、自身や家族分を必ず用意しておきたい。

◆ 災害に備えた備蓄におすすめの方法「ローリングストック」とは?

災害時に備えている水の量について、最低限必要になる「家族全員(3日分以上)」をすでに確保している、と答えた人は全体の約3割。充分に備蓄ができていないという人が多いようだ。

出展「防災意識調査」ライフドリンク カンパニー実施 2025年全国の20〜70代男女400人を対象

浅井氏は、水や食料の備蓄に「ローリングストック」をすすめる。「日常的に消費する食品や飲料を少し多めに買い置きし、賞味期限を考えて古いものから順に消費して、新しく購入することで、常に一定量の備蓄を維持する方法です。災害時にも普段から使い慣れた飲料や食品を利用でき、安心感を得られます」

「水のローリングストックにおいては、2リットルのボトルだけでなく、500ミリリットルの小型ボトルを併せて準備するのがおすすめ。2リットルのボトルは持ち運びに不便で、高齢者や子供には扱いづらい場合があるため、小型サイズのボトルも加えることでより柔軟に備蓄を活用できます」さらに日常用の水に加えて、数年間の長期保存が可能な「長期保存水」を一部組み合わせて備蓄する「ハイブリッド型」も有効だと言う。

また、水以外では、インスタント食品やレトルト食品、缶詰などを備蓄している人が多い。「ローリングストック」を実践し、せっかくの備蓄も「気づけば賞味期限がきれていた!」ということがないようにしたい。

出展「防災意識調査」ライフドリンク カンパニー実施 2025年全国の20〜70代男女400人を対象

「なんとなく不安」を少しでも軽減するために、過去の災害の教訓を活かせたら…。まずは水や食料の事前の備えを今日から少しずつ実践してみては?

取材・文/Lmaga.jp編集部

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