京都に期間限定の“異空間”…蜷川実花が手掛ける「360度のアート体験」

8時間前

雪月花の三庭苑・梅苑「花の庭」での『光と花の庭』、夜のライトアップされた様子(Lmaga.jp撮影)

(写真8枚)

京都の梅の名所「北野天満宮」(京都市上京区)では、写真家・映画監督の蜷川実花らが手がけるイベントが2月1日より開催される。京都から日本の美や文化を発信するべく、梅苑や茶室がアートで彩られ、艶やかな空間が広がる。

■ 「最高傑作だな」…蜷川も自信をみせる作品たち

雪月花の三庭苑・梅苑「花の庭」での『光と花の庭』
雪月花の三庭苑・梅苑「花の庭」での『光と花の庭』(Lmaga.jp撮影)
「KYOTO NIPPON FESTIVAL 2026 -時をこえ、華ひらく庭-」の様子、梅苑「花の庭」《 光と花の庭 》(1月29日 Lmaga.jp撮影)
「KYOTO NIPPON FESTIVAL 2026 -時をこえ、華ひらく庭-」の様子、梅苑『光と花の庭』(1月29日 Lmaga.jp撮影)

日本の美や文化を発信する同企画は10周年を迎え、今回は蜷川や『大阪・関西万博』でテーマ事業プロデューサーも務めた宮田裕章らが集うクリエイティブチーム・EiM(エイム)が参画。会期後半にはダンスカンパニー・DAZZLE(ダズル)とタッグを組み、舞台と客席の垣根がない没入型「イマーシブシアター」も開催される。

今回は北野天満宮内で、アートインスタレーションを2作品展開。雪月花の三庭苑・梅苑は、木々に吊り下げられた約1200本のクリスタルがキラキラと輝き、来場者は小道を歩きながら幻想的な世界へ。蜷川が手作りし、並び順も決めたという蝶々やハートなど、愛らしいパーツみつけて撮影するのも楽しい。

「KYOTO NIPPON FESTIVAL 2026 -時をこえ、華ひらく庭-」の様子(1月29日 Lmaga.jp撮影)
「KYOTO NIPPON FESTIVAL 2026 -時をこえ、華ひらく庭-」の様子、梅苑『光と花の庭』(1月29日 Lmaga.jp撮影)

蜷川は「屋外の自然光で見てもらえる作品なので、時間の変化で印象が変わりますし、梅のつぼみが開いて散っていくまで、時期によっても変わる自然との融合を感じてもらえたら」と、呼びかける。

もう一方の作品『残照』は茶室・御土居 梅交軒の内部に展示。ぱっと目を引く極彩色の造花がダイナミックに咲き乱れるが、下には椿が落ちていて、「華やかさ」と「枯れゆく静けさ」の共存で、互いの存在が深まる命や人生を表現したそう。蜷川自身も「最高傑作だなと」と自信をみせており、光の入り方、鑑賞者の滞在時間など、こちらも視点の変化で異なる表情が見えてくるのが魅力だ。

「KYOTO NIPPON FESTIVAL 2026 -時をこえ、華ひらく庭-」の様子(1月29日 Lmaga.jp撮影)
「KYOTO NIPPON FESTIVAL 2026 -時をこえ、華ひらく庭-」の様子、御土居 梅交軒『残照』(1月29日 Lmaga.jp撮影)
「KYOTO NIPPON FESTIVAL 2026 -時をこえ、華ひらく庭-」の様子(1月29日 Lmaga.jp撮影)
「KYOTO NIPPON FESTIVAL 2026 -時をこえ、華ひらく庭-」の様子、御土居 梅交軒『残照』(1月29日 Lmaga.jp撮影)

■ 幻の茶会を「アート」で体験?!

オリジナルグッズも販売。アパレルや雑貨、菓子などが揃う
オリジナルグッズも販売。アパレルや雑貨、菓子などが揃う(1月29日 Lmaga.jp撮影)

さらに、3月20日からは風月殿にて、物語に入り込むアート体験として、イマーシブ公演『花宵の大茶会』を開催。約400年前に「北野天満宮」で豊臣秀吉が開催した伝説の茶会をテーマに、歴史には存在しない2日目を想定し、来場者は特別な宴に招かれた客人に。EiMによる舞台美術の空間で、ダンサーらが縦横無尽にパフォーマンスを繰り広げることで物語が進んでいく。

蜷川は「イマーシブ公演に関わるのは初めてですが、すごい事が起きるんじゃないかとわくわくしています。すぐ近くでダンサーを見れるので、来たら『わぁ!』と楽しんでもらえるのでは」と期待を寄せる。

開幕前の会見に登壇した蜷川実花
開幕前の会見に登壇した蜷川実花

『KYOTO NIPPON FESTIVAL 2026-時をこえ、華ひらく庭-』のインスタレーション開催は2月1日~5月24日(休業日あり)。9時~20時30分(最終受付は20時)、料金は大人3000円ほか(茶菓子付き)。

イマーシブシアター開催は3月20日~5月24日(休演日あり)、時間は公式サイトで告知、料金は平日・1万1000円~、土日祝・1万2000円~(インスタレーション鑑賞も含む)。

取材・文・撮影(一部)/塩屋薫

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