アキ助でもアキコでもない…吉本新喜劇座長アキが東映京都撮影所仕込みの殺陣満載ガチ芝居

吉本新喜劇アキプロジェクト公演『時が来た』
吉本新喜劇座長・アキが本気で取り組む吉本新喜劇アキプロジェクト公演『時が来た』。2025年3月に上演され、大きな反響を呼んだ舞台が、1月26日まで「近鉄アート館」(大阪市阿倍野区)で上演中だ。芸人になる前、スタントマンとして東映京都撮影所で培ったアキの本格的な殺陣が楽しめる時代劇。新喜劇で高い人気を誇るキャラクター、アキ助やアキコではない、本名の「荒木良明」の本気芝居に注目だ。
アキの相方である水玉れっぷう隊・ケンも、高い身体能力を活かして大活躍。男同士の熱い友情、同じ志を持つ幼馴染という設定が、高校時代に出会って以来の水玉れっぷう隊ふたりの関係性とも重なり、劇場は、涙とあたたかな笑いに包まれた。特に虎之助演じるアキ、以蔵演じるケンが殺陣の最中に背中合わせになるシーンは、「水玉れっぷう隊っぽさが一瞬見えるところでもありますよね。好きなシーンです」とアキは言う。

◆ 激動の幕末…時代や立場に翻弄されながら仲間を思う男たちを描く本格時代劇
『時が来た』の舞台は、激動の時代・幕末の土佐藩。身分制度が色濃く残り、武士であっても、藩の中枢を支える「上士」と、地域に根を下ろして暮らす「郷士」という階級に分けられ、日々上士から虐げられてきた郷士の鬱屈した思いが、ある事件をきっかけに爆発する。時代の波に翻弄された4人の若者たちを中心とした群像劇を、一体感のある3面舞台で展開。人斬り以蔵や新選組のメンバーも続々登場し、歴史好きならきっとワクワクするに違いない。

アキが演じるのは、郷士から上士へと身分を上げた千屋虎之助。「人斬り以蔵」こと岡田以蔵役をケン、幕末の土佐藩で尊王攘夷運動を主導した武市半平太を西川忠志が演じる。

そして、激動の幕末を駆け抜けた風雲児・坂本龍馬を演じるのは、演出・潤色・殺陣も担当する関西を拠点に活躍する劇団「STAR☆JACKS」のドヰタイジ。また、新喜劇からは伊賀健二、太田芳伸、佐藤太一郎といった顔ぶれも登場する。

◆ アキ、ケン、西川忠志、ドヰタイジ…4人のキャストコメント
初日開幕直前に行われたゲネプロ終了後、アキ、ケン、西川忠志、ドヰタイジが『時が来た』について語った。

千屋虎之助役を演じるアキは「虎之助のお墓の前に立った時、演劇を超えた感覚になりましたね。若い頃に日本を変えよう、街を良くしようと志を持って生きた人たちが殺されていった無念さ…。『演劇を通してこの思いを伝えさせてください』とお願いしたんです。その経験を経て、虎之助は初演とはまったく違う存在になったと感じています」と再演での変化を語った。
また「時代を飛び越えて『人生一回しかないから熱く生きよう』というメッセージが伝わる芝居です。自然と涙が出たり、何かに挑戦したくなったり…。明日のヒントにつながるような、背中を押してくれる作品だと思います」とアピール。

ケンは「僕が演じる以蔵は、正直でちょっとアホなところもある人物なんですが…。でも演じてみると、自分とそんなに変わらないなと思う部分もあって(笑)。自然に自分を重ねて演じています」と笑う。
ドヰは「作品としての核になるのはやはり『友情』。仲間や家族のためなら命を張れるし、国も動かす。小さな思いが大きな物事を動かしていく。まさに『小さなことからコツコツ』ですよね?」と西川忠志をチラリ…。西川は「大きな友情を描いた物語なので、見終わったあとに『最近会ってない友達に会いたいな』と思ってもらえたらうれしいですね」と語った。
◇
吉本新喜劇アキプロジェクト公演『時が来た』は2026年1月26日まで、「近鉄アート館」(大阪市阿倍野区)で上演。チケット詳細は公式サイト、公式SNSで確認を。また、本作は今後、全国各地での上演も計画されている。
文/Lmaga.jp編集部
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