「震災を忘れちゃダメなんだ」高校生ボランティアら奮闘…阪神淡路大震災追悼も世代交代進む

2026.1.16 22:40

「阪神淡路大震災1.17のつどい」震災発生の12時間前17時46分にあわせ黙祷。高齢者が会場になかなかこれなくなっている中、若い世代の参加が増えている(2026年1月16日/東遊園地)

(写真7枚)

阪神・淡路大震災発生から、1月17日で31年。想いやメッセージを書いた灯籠に火を灯す追悼行事『阪神淡路大震災1.17のつどい』が、今年も東遊園地(神戸市中央区)でおこなわれる。16日には、今年の文字「つむぐ」に点灯、震災発生の12時間前17時46分にあわせ黙祷がおこなわれた。

「阪神淡路大震災1.17のつどい」
「阪神淡路大震災1.17のつどい」に多くの人が集まった(2026年1月16日/東遊園地)

このつどいは、阪神・淡路大震災の震災で亡くなった方を追悼するとともに、震災で培われた「きずな・支えあう心」「やさしさ・思いやり」の大切さを次世代へ語り継ぐための取り組み。

「阪神淡路大震災1.17のつどい」
竹灯籠にもメッセージ「阪神淡路大震災1.17のつどい」(2026年1月16日/東遊園地)

1995年に発生した大震災から31年を迎え、震災を経験していない・知らない人の割合が増えてきている。実際に、灯籠の準備などのボランティアに初めて参加したという神戸高校1年生に話を聞くと、震災時に両親は高校生だったと話し、学校以外で震災の話を聞く機会はあまりないという。

「1・17のつどい」
高校生たちも運営に貢献「阪神淡路大震災1.17のつどい」(2026年1月16日/東遊園地)

しかし、ボランティアに参加したことで、「ご年配の方とかに、本当に大変だったんだってお話を今日も聞けたので、やっぱり忘れちゃダメなんだ、という大切なことをもう一度確認できました」と話した。

会場には、高校生ボランティアのほかに、腕章をつけた大学生がテキパキ動いている。実行委員長の藤本真一さんによると、今年は現役大学生を中心にした約30名でチームをつくり、このつどいの運営をおこなっているとのこと。

「阪神淡路大震災1.17のつどい」
ろうそくに灯りをつける「阪神淡路大震災1.17のつどい」(2026年1月16日/東遊園地)

「高齢のみなさんはなかなかここまで来れなくなってしまって、テレビで会場の様子を観ていただいたりしているようです。現在は、高校生や大学生がこの会の運営の中心を担っており、世代交代が進んでいます。このメンバーで回せるようになれば、あと10年ぐらいはこのまま『1.17のつどい』を続けられるんじゃないかと思っています。そのための土台作りに注力しています」と、継続に向けての展望を語った。

「阪神淡路大震災1.17のつどい」
ひとつひとつろうそくに灯りをつける「阪神淡路大震災1.17のつどい」(2026年1月16日/東遊園地)

16日は「1.17希望の灯り」から分灯され、紙灯籠「つむぐ」が点灯し、17時46分に黙祷がおこなわれた。17日は、朝5時ごろから竹灯籠の「1995」「1.17」が灯され、5時46分に黙祷がおこなわれる。また、16時30分ごろに紙灯籠と竹灯籠への点灯、17時46分から黙祷がおこなわれる。18日の会場の片づけまで随時当日の運営ボランティアを募集している。(事前申込は不要。現地で随時受付)

『阪神淡路大震災1.17のつどい』の「東京会場」は、「芝公園」(東京都港区)にて、17日17時から開始16時開場)し、灯りの設置、黙祷、松平晃さんによるトランペット演奏、語る会がおこなわる予定。

阪神淡路大震災1.17のつどい
東遊園地、準備が進む「阪神淡路大震災1.17のつどい」(2026年1月16日/神戸市役所24階から撮影)

また、16日~17日を中心に兵庫県内各地で、追悼行事が開催される。JR新長田駅前では『第28回1.17KOBEに灯りをinながた』(17日13時~20時)、三宮のライブハウス「太陽と虎」では、『COMING KOBE26 ALLNIGHT決起集会 阪神淡路大震災から31年 【1.17 満月のつどい2026~眠らずに朝(5:46)まで踊る~】』(16日24時~17日5時46分)など、それぞれの場所、それぞれの形で、震災で亡くなった方を追悼し、体験を語り継ぐ。

取材・文・写真/太田浩子

  • LINE

関連記事関連記事

あなたにオススメあなたにオススメ

コラボPR

合わせて読みたい合わせて読みたい

人気記事ランキング人気記事ランキング

写真ランキング

関連記事関連記事

コラム

ピックアップ

エルマガジン社の本