「大阪行ったら絶対食べる」と話題、名店のミルクティーが1店舗限定でフロートに

「ロイヤルミルクティーフロート」(1500円)
イギリス紅茶専門店「ロンドンティールーム 阪急百貨店メンズ館店」(大阪市北区)に11月、看板商品の「ロイヤルミルクティー」を使ったアイスクリームが登場。紅茶好きが連日訪れている。
1983年に大阪・堂島にて創業し、ロイヤルミルクティーを日本に広めたとして知られている「ロンドンティールーム」。2024年夏には堂島の本店にて、「ロイヤルミルクティー」のソフトクリームが誕生するやいなや話題となった。
今回SNSをざわつかせのは、「ロイヤルミルクティー」のアイスクリーム。こちらも発売されることが同店の公式Xにて告知されるとすぐに、「ぜっっったいにおいしいやつ」「これはやばい」「寒いけど食べたい」「大阪行ったら絶対食べる」などコメントが相次いだ。そんな新商品について、同店の広報担当者に詳しい話を訊いた。
■「常に挑戦を続けたい」という思い
──ソフトクリームに続いて、今回も大きな反響がありましたね。率直なご感想を教えてください。
アイスクリームにも大きなご反響をいただき、たいへん嬉しく思っております。同時に、新しい挑戦だったアイスクリームが無事に受け入れられて、安心したという気持ちもありました。
というのも11月1日から提供したため寒くなる時期だったこともあり、「アイスクリームを注文される方がいらっしゃるのか・・・!?」と不安を抱えながら投稿したのをよく覚えています。
そんな不安をよそに、「寒いけど食べに行きたい」「メンズ館店で食べられるのを待ってました!」といった声を見て、ようやく一安心・・・というのが正直なところです。反響をオーナーにも伝えたところ、「開発の苦労が報われたなぁ」と喜んでおりました。
──なぜアイスクリームを開発することになったのでしょうか?
以前から「メンズ館店でもソフトクリームを提供してほしい」というお声を多くいただいたことがきっかけです。

──でもソフトクリームにはしなかったんですね。
はい。ソフトクリームを求める声が多いなか、新たにアイスクリームを開発に踏み切ったのは、「ロイヤルミルクティーの発祥店」として常に挑戦を続けたい、という考えからです。
ソフトクリームは大成功でしたが、じゃあそれが唯一の正解なのかと言われれば、そうではない。新たな可能性を模索しつつ、メンズ館にソフトクリームと張り合えるほどのメニューを出したいと考えた結果、アイスクリームを開発することにした次第です。
──店舗ごとに違うメニューが楽しめるのはうれしいです。
たいへんありがたいことに、メンズ館店と堂島本店をはしごしてご来店いただくお客様もいらっしゃいます。そうしたお客様に向けて、店舗ごとに特色あるメニューをお楽しみいただきたいと考えたのも、新メニュー開発の一助になりました。
■ シンプルだけど奥深いうまみ…試行錯誤し完成
──再現度が高すぎるロイヤルミルクティーをソフトクリームがあったため、アイスクリームの開発もかなり困難だったのではないでしょうか?
アイスクリームの開発で行き詰まったポイントは、大きく2点ありました。味わいの差別化と、温度帯の違いです。
まず、今回のアイスクリームには、氷菓用にブレンドした茶葉を使用しています。しかし、茶葉というものはとかく繊細。調理工程がひとつ違うだけで、味がまったく変わってしまうクセモノなのです。
──茶葉の世界はとっても奥深そうですね。
そうなんです。今回は熟成させた茶葉を使いました。煮込んでも雑味が出ないよう、アッサム・セイロンほかさまざまな茶葉をブレンドした茶葉は、シンプルなレシピでも奥深いうまみを出してくれます。茶液とアイスクリームベースだけでおいしいロイヤルミルクティーアイスが作れるのは、このブレンドのおかげです。

──味わいだけでなく、温度にも苦労されたんですね。
そうなんです。実はソフトクリームとアイスクリームでは、温度が10℃以上違います。
温度が低いと、紅茶のうま味やミルク感を舌で感じづらくなってしまうんです。濃厚なロイヤルミルクティーの味わいがしっかりと出せず、全体的にさっぱりしてなんだか物足りない味になってしまいます。しかもソフトクリームのような滑らかさもない。ソフトクリームの開発でも苦労しましたが、アイスクリームはさらに困難でした。
ただ、当初のコンセプトである、茶液とアイスクリームのベースだけで作るという思想は壊したくない。ならばと、茶葉の分量・煮込み時間・蒸らし時間などを少しずつ調整して、データを取る・・・。もう覚えていないくらいの試食を繰り返して、ようやく完成したのです。
本当は夏からご提供を開始したかったのですが、結果11月までずれこんでしまいました。アイスクリームの開発は、それくらい困難を極めたものだったのです。
──渾身のアイスクリームゆえ、評判も良いのでは?
「茶葉の香りをしっかり感じる」「紅茶とミルクの風味が濃厚」など、うれしいコメントを多数いただいております。なかには、「甘すぎないのがいい!」「アイスが溶けてくるとちょうどいい甘さになる」など、甘すぎるのが苦手な方からのコメントもありました。
外はかなり寒くなってきているのですが、メンズ館の中は暖房がきいているので食事とは別でフロートを追加でご注文いただくお客様も多くいらっしゃいます。ぜひ、まだみなさんにこの濃厚・まろやかな風味のアイスをお楽しみいただけるとうれしいです。
◇
ロイヤルミルクティーアイスクリームが楽しめるのは、「ロンドンティールーム 阪急百貨店メンズ館店」。アイスが楽しめるメニューは「ロイヤルミルクティーフロート」(1500円)のみ(※アイスの在庫がなくなり次第終了)。午後は並ぶことが多いので、平日早めの訪問がおすすめ。
営業時間は11時〜20時(土日祝は10時〜20時)。年末年始は12月31日が10時〜18時、1月1日・2日は休業、3日は9時半〜19時、4日から通常営業(11時〜20時)の予定。
取材・文・写真/野村真帆
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