実際に何ができる? 子どもの仕事体験パーク、大阪から新たに「かっぱ寿司」など

2025.12.22 11:55

西日本初上陸を果たす「カンドゥー大日」入口部分(Lmaga.jp撮影)

(写真8枚)

仕事体験テーマパーク「カンドゥー大日」(大阪府守口市)が、12月20日に西日本初上陸。大阪から初登場の「かっぱ寿司」のすし職人、「ブルボン」のプチ販売員など、32種のアクティビティが勢揃いする。

■ 対象年齢は3~15歳、仕事はモデルや警察官など幅広く

かっぱ寿司のアクティビティ(Lmaga.jp撮影)
かっぱ寿司のアクティビティ(Lmaga.jp撮影)

千葉、宮城に続き3店舗目となる同施設は、近隣の大阪市・門真市をはじめ、関西広域からのフェミリー層の来館が多い商業施設「イオンモール大日」内に開業。「親子3世代で楽しめる」をテーマに、座席の多い飲食・休憩スペースを設け、アクティビティでは大人が客になったり、間近での見学など、子どものそばでの体験共有をめざす。

「カンドゥー大日」の様子(Lmaga.jp撮影)
「カンドゥー大日」の様子(Lmaga.jp撮影)

仕事体験の対象年齢は3~15歳で、32種のアクティビティがスタンバイ。モデルになって華麗なドレスでランウェイを歩いたり、警察官、「セコム」セキュリティスタッフ、消防士の制服姿で街の安全を守ったり、楽しく仕事や社会の仕組みを学べる体験が盛りだくさん。仕事をすると、オリジナル通貨「カッチン」がもらえ、施設内での買い物やワークショップに使用できる。

■ 初登場「かっぱ寿司」は寿司を握り提供、試食まで

「カンドゥー大日」より、全国初登場となる「かっぱ寿司」のアクティビティ(Lmaga.jp撮影)
「カンドゥー大日」より、全国初登場となる「かっぱ寿司」のアクティビティ(Lmaga.jp撮影)

大阪から初登場の「かっぱ寿司」では、店舗と同じシャリマシーンを使って、まぐろ・いくら・サーモンの寿司を握り、客(保護者)に提供。魚についての簡単なレクチャーや試食もあり、担当者は「食育として、幼い頃から日本の食文化を身近に感じてもらいたい」と話す。小学4年生の子どもと訪れていた母親は「娘が初めて握ったお寿司を食べることができて嬉しい」と笑顔に。

「ブルボン」の人気菓子シリーズ・プチに特化した販売員体験も初登場。まずは初公開となる工場ラインの映像で菓子作り工程を鑑賞したり、開発者気分でオリジナル商品を考え、自分だけのパッケージ作りに挑戦。

「ブルボン」の人気お菓子「プチ」のオリジナル商品を考えて、パッケージ作りに挑戦!

さらに、施設内ショップに実際の商品を納品・陳列し、お客(保護者)への宣伝販売もおこなう。担当者は「我々メーカーはお客さまと直接会える機会が少ないので、親子世代に親しまれているプチの新たな魅力を発信したい」と語る。

「プチ販売員」になると、施設内ショップに「プチ」の納品&陳列し、宣伝販売にも挑戦(Lmaga.jp撮影)

■ 関西創業の企業も多数「今後も精力的にお声がけを」

ほかにも、近年の人気職業・ユーチューバーやドローン操縦士ほか、「NTTドコモ」による俳優体験では、メッセージCMなどに出演し、動画サイトにアップした映像を期間限定で鑑賞できるユニークなプログラムも。

「アート引越センター」の引越マスター、「ナリス化粧品」のエステティシャンなど関西創業の企業による仕事体験もあり、運営元「イオンモール キッズドリーム合同会社」末松央行社長は「今後も精力的に在阪企業さんにお声がけさせていただきたい。大阪といえば『食い倒れ』で、既存施設でも身近な食べ物系の仕事が人気なので増やしていけたら」と期待を寄せる。

「カンドゥー大日」の様子(Lmaga.jp撮影)
カンドゥー内で使用できる疑似通貨「カッチン」(Lmaga.jp撮影)
カンドゥー内で使用できる疑似通貨「カッチン」(Lmaga.jp撮影)

場所は「イオンモール大日」イオン棟3階。営業は2部制、第1部は全日10時~14時、第2部は15時~18時、土日祝(および特殊日)は~19時。料金は2026年2月28日までオープン記念価格となり、第1部は小人(3~15歳・中学生以下)2450円~、大人(16歳以上)1900円、第2部は小人1980円~、大人1400円~(シーズンにより異なる)。

取材・文・写真(一部)/塩屋薫

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