中田カウス、フースーヤの漫才スタイルに疑問「あの勢いはずっと続くんか?」

2時間前

「朝のルーティン」を聞かれたフースーヤ(12月1日 Lmaga.jp撮影)

(写真4枚)

若手芸人たちがしのぎを削る劇場「よしもと漫才劇場」(大阪市中央区)が12月1日で11周年、「森ノ宮よしもと漫才劇場」(大阪市中央区)も5周年を迎えた。それを記念し劇場メンバーたちが出席する会見がおこなわれ、上方漫才協会会長・中田カウスが若手芸人の漫才についてコメントした。

■ カウスが注目する「若手芸人2組」

若手芸人の育成を目的に設立された「よしもと漫才劇場」(通称:マンゲキ)は、これまで賞レースの王者やメディアで活躍する多くの芸人を輩出してきた。会見時の挨拶で「漫才は間と呼吸が大事」と語ったカウスは、「どうにかそういう雰囲気を出してきている、エバースというコンビがいますが、ああいうタイプの漫才がこれから生まれることを期待しておりますね」と、エバースを絶賛した。

東京の劇場に所属するエバース。左から佐々木隆史、町田和樹(12月1日 Lmaga.jp撮影)
東京の劇場に所属するエバース。左から佐々木隆史、町田和樹(12月1日 Lmaga.jp撮影)
かつてコンビでしていたルームシェアについて、カウスから深掘りされる町田(12月1日 Lmaga.jp撮影)
かつてコンビでしていたルームシェアについて、カウスから深掘りされる町田(12月1日 Lmaga.jp撮影)

その後も「久しぶりに間と呼吸を使う漫才師が誕生したなと思います」と続けたカウスだが、「というと、そこを意識してそればっかりになるんですけどね。フースーヤのような形もいいですねえ。もういろんな形があればいい」と異なるスタイルを持つフースーヤを激励した。さらにその言葉を受けたフースーヤ・谷口おさむが、「ありがとうございます。俺らは『間ゼロ』でやらせてもらってます!」と神妙にしながらもボケを挟む一幕も。

よしもと漫才劇場所属のフースーヤ。左から田中ショータイム、谷口おさむ(12月1日 Lmaga.jp撮影)
よしもと漫才劇場所属のフースーヤ。左から田中ショータイム、谷口おさむ(12月1日 Lmaga.jp撮影)

この日も朝から全力で漫才を披露し、会見中も隙があればボケ続け、ついにカウスから「ちょっとうるさい」と注意を受けるほどだった2人。カウスから「あの勢いはずっと続くんか?」と素朴な疑問をぶつけられると、谷口は「えーっと、50までとは考えてます」とリアルな回答をし、会場の笑いを誘っていた。

取材・文・写真/つちだ四郎

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