くら寿司の新企画は「日替わり350円寿司」…関西は30店でスタート

2時間前

「くら寿司」のグローバル旗艦店「 なんばパークスサウス」で日替わり新企画がスタート(11月27日 Lmaga.jp撮影)

(写真5枚)

回転寿司チェーン「くら寿司」(本社:大阪府堺市)では、11月28日から大阪など一部の店舗にて、毎日日替わりの魚が登場する新企画「本日のおすすめシリーズ」がスタート。都市部にいながら、全国の多種多様な旬の魚を手軽に楽しめる。

同社では国産天然魚の魅力を発信すべく、バイヤーが産地に出向いて、目利き・仕入れするプロジェクトを2010年から開始。全国の漁業者らとのネットワークを築き、2023年からは、水揚げされた地魚を各地で加工し、近くの店舗へ輸送する「地魚地食」の取り組みを展開してきた。

「くら寿司」の日替わり新企画「本日のおすすめシリーズ」、関西店舗のメニュー例「北陸 生甘えび」「紀州 活〆寒ぐれ(めじな)」など一皿350円
「くら寿司」の日替わり新企画「本日のおすすめシリーズ」、関西店舗のメニュー例「北陸 生甘えび」「紀州 活〆寒ぐれ(めじな)」など一皿350円(11月27日 Lmaga.jp撮影)

新企画では、対象となる各店舗1日につき1種を日替わり・一皿350円で販売(数量限定)。これまでの期間限定や週替わりでの地魚フェアに比べ、さらに広いエリアからの地魚を楽しめるようになり、日替わりだからこそ、季節に合わせた希少性の高い旬魚・高級魚なども提供予定だ。

関西店舗に初登場する「北陸 生甘えび」(日替わりの一例・350円)(11月27日 Lmaga.jp撮影)
関西店舗に初登場する「北陸 生甘えび」(日替わりの一例・350円)(11月27日 Lmaga.jp撮影)

例えば、関西店舗では兵庫や和歌山産の魚などに加え、初登場となる「北陸 生甘えび」「北陸 せこがに軍艦」「瀬戸内 蒸し牡蠣にぎり」といった一皿が食べられる日も。ほかにも「境港 炙りのどぐろ」「美ら海 生きはだまぐろ」など、どの美味が登場するかは来店してからのお楽しみ。全国6カ所の加工場と自社セントラルキッチンとの連携で鮮度の良さにこだわり、最短の場合、前日に水揚げされた魚の提供も可能という。

関西店舗に初登場する「瀬戸内 蒸し牡蠣にぎり」(日替わりの一例・350円)(11月27日 Lmaga.jp撮影)
関西店舗に初登場する「瀬戸内 蒸し牡蠣にぎり」(日替わりの一例・350円)(11月27日 Lmaga.jp撮影)

通常なら漁獲量が予想しにくい天然魚を少量でも加工・輸送するのは非効率だが、同社が長年培ったノウハウにより本企画が実現。広報部の小山祐一郎さんは「最終的には北海道や沖縄の店舗でも、気軽にお互いの地魚を食べれるようになれたら。全国チェーンだからこそ、日本の多種多様な魚の美味しさを多くの方にお届けしたい。その認知拡大で漁業への貢献も進めていけたら」と話す。

新企画「本日のおすすめシリーズ」を実施する大阪「なんばパークスサウス」店舗、大阪は計14店舗で展開する(11月27日 Lmaga.jp撮影)
新企画「本日のおすすめシリーズ」を実施する大阪「なんばパークスサウス」店舗、大阪は計14店舗で展開する(11月27日 Lmaga.jp撮影)

新企画「本日のおすすめシリーズ」は季節に応じて変更され、水揚げ状況により販売なしや同一魚種が続く場合あり。11月28日時点での実施店舗は計60店。関西では、大阪(「道頓堀」「なんばパークスサウス」など)14店舗、京都10店舗、兵庫5店舗、奈良1店舗で実施され、今後は拡大予定という。

取材・文・写真/塩屋薫

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