ヨギボーあるの!?自宅気分でくつろげる、大阪の新たな映画館って?

4時間前

「Theater Aimyou」の外観と夜の雰囲気

(写真12枚)

映画館に行かない人が増えている昨今。その理由は「映画は好きだけど、椅子が身体に合わなくて疲れる」「隣の人との距離感が気になる」などさまざま。リラックスして自宅で観る方が…とサブスク需要も年々高まっているが、大阪・心斎橋のアメ村に開業したミニシアター「Theater Aimyou(シアターエミュ)」は、これまでの映画館とはシステムも空間も異なっているのだ。

■ 自分好みのリラックス空間で、好きな映画を

同シアターは「イベント特化の映画館」をテーマに、大阪未上映をはじめ、短編、再上映、映画監督や映画好きがセレクトするインディーズ作品などが上映される新スポット。アメ村の雑居ビルの地下を降りていき、扉を開けるとカラフルで多彩な椅子が並ぶ。

「Theater Aimyou」の内観。ヨギボーなど、さまざまな座席が並ぶ
「Theater Aimyou」の内観。ヨギボーなど、さまざまな座席が並ぶ

シアター内にはソファをはじめ、高椅子、ヨギボーなどの座席がスタンバイ。自由席チケットのため、その日の気分に合わせて好みの席を選ぶことができるため、首をしっかり固定して観たい、足を伸ばしながら観たい、大スクリーンを間近に観たい…など各々の要望を叶えてくれるのもうれしい(ちなみに筆者はすぐにお尻が痛くなるため、座り心地重視で柔らかい椅子に腰掛けた)。

「Theater Aimyou」の内観。スクリーン目の前のヨギボーは特等席
「Theater Aimyou」の内観。スクリーン目の前のヨギボーは特等席
「Theater Aimyou」の内観。後ろの方には高椅子あり
「Theater Aimyou」の内観。後ろの方には高椅子も

まるで自宅でくつろぎながら映画を観ることができる環境だが、音響は7つ設置されており、観ている最中は重厚感のある音が空間に響き、臨場感を誘う。仕掛け人であり代表の栗原ゆうさんは「小規模のシアターでこの音響設備はなかなかない、と映画関係の方に言われました(笑)そのぐらい力を入れています」と意気込む。

左から、俳優・映画プロデューサーの広山詞葉さん、「Theater Aimyou」代表の栗原ゆうさん
左から、俳優・映画プロデューサーの広山詞葉さん、「Theater Aimyou」代表の栗原ゆうさん

またカフェも併設されており、ここでは上映作品とのコラボメニューを注文できる。例えば、作品『ウィーアーリトルゾンビーズ』に劇中に出てくるチンジャオロースや、『少女邂逅』をイメージしたわたあめがのったメロンソーダなど、作品に関する食事が販売も。家では食事をしながら映画を観る人も多いのではないだろうか?(筆者はそう)。映画を観ながら食べるも良し、映画を観た後に余韻に浸りながらいただくのも楽しいはずだ。食事やカフェだけをしに来ることも可能だ。

左から、作品『ウィーアーリトルゾンビーズ』とコラボしたカナシミ チンジャオロース(1210円)、ウィーアーリトルゾンビーズカラーソーダ(1100円)。コラボ商品は上映期間中のみ販売
左から、作品『ウィーアーリトルゾンビーズ』とコラボしたカナシミ チンジャオロース(1210円)、ウィーアーリトルゾンビーズカラーソーダ(1100円)。コラボ商品は上映期間中のみ販売

同シアターでは音響設備の整ったガチ空間でゆったり「自宅での映画気分」も味わいながら、さらには食事もOKと…まさにアメ村らしい自由な発想。この映画館の誕生に、街の人からもすでに注目が集まっている。営業初日も朝10時からお客が駆けつけ、映画を観たり、「お茶して良いですか?」とコラボメニューを楽しむ、など各々が自由な時間を過ごしていた。

作品『少女邂逅』とコラボした邂逅メロンソーダ(アルコール・ノンアルコール1210円)。コラボ商品は上映期間中のみ販売
作品『少女邂逅』とコラボした邂逅メロンソーダ(アルコール・ノンアルコール1210円)。コラボ商品は上映期間中のみ販売

「Theater Aimyou」の上映料金は一律2000円。上映期間は作品により異なる。飲食代などは別途。週末は、映画監督や出演者のトークショーに加えイベントを実施予定。ほか詳細は公式サイトにて。

取材・文・撮影/Lmaga.jp編集部

  • LINE

関連記事関連記事

あなたにオススメあなたにオススメ

コラボPR

合わせて読みたい合わせて読みたい

人気記事ランキング人気記事ランキング

写真ランキング

関連記事関連記事

コラム

ピックアップ

エルマガジン社の本