カフェチェーン「スターバックス コーヒー ジャパン（以下：スタバ）」（代表：森井久恵）から、初の「スープ」カテゴリーが登場。１１月１４日より発売される新作を、ひと足早く実食してみた。

■ 日本スタバでは初、スープカテゴリーの新商品

新作ドリンクが発表されるたび、Ｘ（旧ツイッター）などのＳＮＳで話題となる「スタバ」。今回は日本の「スタバ」では史上初の「スープ」ということで、１１月１０日の情報解禁時には「ありがとうございます、嬉しい」や「すご！」、「びびった、絶対飲む」など、驚きや期待の声が相次いだ。

そんな注目の新カテゴリーで第１弾として登場するのが、「トリュフ スープチーノ」だ。これまでコーヒーにこだわってきた同社だが「朝に楽しめる商品」「コーヒーや甘いドリンク以外に季節を感じられる商品」というニーズに応える形で、ついに開発に踏み切ったという。

スープを取り扱う飲食店は他にもあるが、やはり「ひと味違う」と感じたのはバリスタが注文ごとにエスプレッソマシンで一杯ずつ入れてくれる点だ。試飲会でもバリスタが仕上げてくれたのだが、カップを満たすふわふわの泡、そしてたちのぼるマッシュルーム＆ポルチーニ茸、黒トリュフの香りには否応なくテンションが上がる。

そして今回最大の特徴とも言えるのが商品名の由来でもある「カプチーノ」のように泡立ったスチームミルクだろう。きめ細かく滑らかな泡は、スープでは味わったことのない新感覚。そして焦がしベーコン野菜のブイヨンを使ったスープは、濃厚なのに塩気が強すぎない絶妙なバランスで、深いコクを感じられる。

コーヒーで技術を培ってきたスタバの本気を感じるようなスープだが、同時にフードメニューとして「ベーコンエッグチーズ ベーグルサンド」（４３２円、イートインは４４０円）も発売される。同社のフードメニューといえばスイーツ系がメジャーだが、こちらはスープに合わせ、スクランブルエッグにレッドチェダーチーズなどを挟んだ食べ応え抜群な一品となっている。

■ スタバといえば「カスタム」、その味は？

そして「スタバ」といえばミルクやトッピングなどを変更できる「カスタマイズ」も魅力だが、もちろん今回もカスタマイズＯＫ。スープに使用しているフォームミルクを変更できるとのことで、さっそく試飲会でもソイミルク・オーツミルク・アーモンドミルク、合わせて４種のミルクで飲み比べてみた。

まずソイは、豆乳ならではの甘みを感じられ、マイルドさを感じた。アーモンドは香ばしい匂いが漂い、しっかり濃厚な後味が残る。対してオーツは麦の甘さをほのかに感じつつ、まろやかで飲みやすい。試飲会ではオーツが最も人気だったものの、好みがバラバラに分かれるのも面白いところ。ちなみに筆者は、本来の味わいを感じられるベーシックなミルクが一番自分好みだと感じた。

また店舗では低脂肪ミルクや無脂肪ミルク、ブレべミルク（牛乳と生クリームをブレンドしたもの）にも変更できるので、飲み比べて好みの味を探すのもオススメだ。

そして両商品の発売に合わせ、新たなモーニング「Ｇｏｏｄ Ｓｔａｒｔ Ｍｏｒｎｉｎｇ」もスタート。「トリュフ スープチーノ」含む対象のドリンクと、同じく「ベーコンエッグチーズ ベーグルサンド」含む対象のフードを注文すれば、４０円値引きされる（開店から１１時まで、期間は１２月２５日まで予定）。

またスープの販売期間は今後の反響によって変わり、延長、もしくは早期終了の可能性もあるそうなので、気になる人はお早めに。

「トリュフ スープチーノ」は、全国の「スターバックスコーヒー」にて１１月１４日より販売スタート（一部店舗をのぞく）。料金は４９１円、イートインの場合は５００円。ショートサイズのみ。

取材・文・写真／つちだ四郎