大阪で映画界を応援!アメ村にミニシアター誕生「みんなが思い付かない場所を」

2時間前

「Theater Aimyou」の外観

(写真12枚)

大阪・心斎橋のアメリカ村(以下:アメ村)にミニシアター「Theater Aimyou(シアターエミュ)」が11月15日に開業した。

開業した同シアターは「イベント特化の映画館」をテーマに、大阪未上映をはじめ、短編、再上映、映画監督や映画好きがセレクトするインディーズ作品などが上映される。仕掛け人であり代表の栗原ゆうさんは、今回のオープンに関して「映画はエンターテイメントの最高峰だと思っています。みんなが思い付かないような場所を作りたいと思っていましたが、それが叶いました」とコメント。

左から、俳優・映画プロデューサーの広山詞葉さん、「Theater Aimyou」代表の栗原ゆうさん
左から、俳優・映画プロデューサーの広山詞葉さん、「Theater Aimyou」代表の栗原ゆうさん

実際にどんな映画館ができあがったのだろうか?

■ 映画・食事・イベント…新感覚の体験型シアター

地下に降りていくと「Theater Aimyou」の入り口が...
地下に降りていくと「Theater Aimyou」の入り口が…

雑居ビルの地下を降りていき、扉を開けるとソファや高椅子、ヨギボーなど、カラフルでさまざまな椅子が並ぶシアタースペースが目の前に。大スクリーンを間近に観ることができ、音響は7つを設置。映画を観ている最中は重厚感のある音が空間に響き、臨場感を誘う。

「Theater Aimyou」の内観。席は自由席でどこに座ってもOK
「Theater Aimyou」の内観。席は自由席でどこに座ってもOK

またカフェも併設されており、ここでは上映作品とのコラボメニューを食べることができる。例えば、作品『ウィーアーリトルゾンビーズ』に劇中に出てくるチンジャオロースや、『少女邂逅』をイメージしたわたあめがのったメロンソーダなど、作品に関する食事が販売されているのもうれしい。映画を観ながら食べたり飲んだりも良し、映画を観た後に「これこれ…」と余韻に浸りながらいただくのも楽しいはずだ。

左から、作品『ウィーアーリトルゾンビーズ』とコラボしたカナシミ チンジャオロース(1210円)、ウィーアーリトルゾンビーズカラーソーダ(1100円)。コラボ商品は上映期間中のみ販売
左から、作品『ウィーアーリトルゾンビーズ』とコラボしたカナシミ チンジャオロース(1210円)、ウィーアーリトルゾンビーズカラーソーダ(1100円)。コラボ商品は上映期間中のみ販売

そのほか同シアターの特徴は、毎週末に映画にちなんだイベントを実施するということ。シアターの開業を決意した際、「映画の興行収入だけでなく、プラスで利益が生まれてほしい。そして才能あるクリエイターがこれからも映画に携わっていけるようになれば」と言っていた栗原さん。

「Theater Aimyou」では映画を観に来る人やカフェタイムを楽しむ人などさまざま
「Theater Aimyou」では映画を観に来る人やカフェタイムを楽しむ人などさまざま

会場では作品事にさまざまな企画を実施予定で、監督や出演者のトークショーに加え、劇中に出てくる古着屋さんを実際にシアターに呼んで服を販売したり、出演しているアイドルを呼んだり…と、映画に携わる人が+αで収入を得ることができるような新システムを導入している。

「Theater Aimyou」では上映映画のグッズ販売も実施
「Theater Aimyou」では上映映画のグッズ販売も実施

また、栗原さんは「イベント特化型」というコンセプトに関して、「映画好きはもちろんですが、舞台挨拶やイベントをやることで、映画に興味がない人も足を運んでくれる。これをきっかけに劇場の魅力に気付いてくれたら良いなって。映画業界の人やクリエイターなど、挑戦する人を応援したい」と熱い思いを語る。続けて「いつかアメ村や心斎橋の街を巻き込んで、アメリカ村映画祭をやりたいです」と今後の展望を答えてくれた。これからの映画界に期待が膨らむ。

「Theater Aimyou」代表の栗原ゆうさん
「Theater Aimyou」代表の栗原ゆうさん

「Theater Aimyou」の上映料金は一律2000円。イベントや飲食代などは別途。シアター内では映画グッズの販売もあり。上映期間は作品により異なる。ほか詳細は公式サイトにて。

「Theater Aimyou」の外観と夜のアメ村の雰囲気
「Theater Aimyou」の外観と夜のアメ村の雰囲気
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