NHK新人お笑い大賞、最年長・マイスイートメモリーズが優勝「やっと親孝行できます」

6時間前

『令和7年度NHK新人お笑い大賞』で優勝したマイスイートメモリーズ(左からトランスフォーム福田、花谷豊)

(写真2枚)

結成10年未満の芸人を対象としたお笑い賞レース『NHK新人お笑い大賞』の決勝戦が、10月26日に「NHK大阪ホール」(大阪市中央区)にて開催。熾烈な戦いを制し、マイスイートメモリーズ(トランスフォーム福田、花谷豊)が王者となった。

■ 芸歴に差がある2組が決勝進出で波乱

前身の『NHK漫才コンクール』からさかのぼると、1957年から開催されている歴史ある同大会。予選会の284組から勝ち抜き、本戦でしのぎをけずったのは、cacao、家族チャーハン、⾦の国、豪快キャプテン、⽣姜猫、マイスイートメモリーズ、ヨネダ2000、四千頭⾝の8組だ。

Aブロックは一般的に不利とされるトップバッターを引いたものの、「ハシゴ」のコントで最初の拍手笑いを生み出したマイスイートメモリーズが制した。そしてBブロックは2022年結成、大会最若手のトリオ・生姜猫が「写真撮影」のコントを披露し見事決勝へと進出。

結成は2017年なものの、芸歴は花谷が20年、福田が17年と8組のなかではベテランコンビとなるマイスイートメモリーズ、メンバー3人とも2002年生まれという若手トリオ・生姜猫の一騎打ちとなった決勝戦。

審査員のウエストランド・井口が「結果、決勝がこれだけ芸歴に差がある2組になるっていう。ちょっと楽しみですね」のコメント通り、注目の戦いとなった。

■ 若手と思えないコメントにフット後藤もツッコミ

そして本戦はマイスイートメモリーズが「夜道」のコント、生姜猫が「言葉のサウナ」の漫才を披露。2組とも遜色のないウケ方をし、審査員たちが苦悩しながらジャッジする様子も見られた決勝戦となったが、審査員7名のうち4票を獲得したマイスイートメモリーズが優勝となった。

優勝が決定し、祝福の紙吹雪が舞うなか2人は全身で喜びを表現。福田は「もう最高に嬉しいです!イェーイ!」、花谷は放心した様子で「やっと親孝行できます」と重厚感たっぷりのつぶやきをし、MCのフットボールアワー・後藤から「若手の新人賞やから! 人生の重みありすぎるねん」とツッコまれていた。

この模様は、同局の『NHK ONE』にて11月2日午後5時18分まで配信中。

取材・文・写真/つちだ四郎

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