「万博ロス」はサテライト旅で癒す?「おすぞ万博」各地で延長<福井編>

2025.10.17 20:15

「関西パビリオン」の福井県ゾーンには、福井県のマスコットキャラクター「Juratic(ジュラチック)」(7月16日 大阪・関西万博)

(写真7枚)

10月13日に閉幕した『大阪・関西万博』。会場で開催されたスタンプ企画「おすぞ!万博!」のコンプリートを目指し、閉幕日まで頑張った人も多かったようだが、どれくらい押せただろうか…?スタンプを押しきれなかった人に、10月12日に朗報がもたらされた。

「閉幕後も引き続き公式スタンプラリーの実施が決定しました。サテライト会場も巡って、関西9府県の魅力を満喫してください!」と関西広域連合が発表。関西各地でまだ「おすぞ!万博!」が楽しめることに。

公式スタンプラリー
公式スタンプラリー、「サテライト」会場分も押したすぎる!(7月16日 大阪・関西万博)

「公式スタンプパスポート」には、「関西パビリオン」に参加する9府県について、会場外に「サテライト会場」の欄が設定されている。この万博外のスタンプスポットに行かなくてはコンプリートができない仕組みで、「コンプのハードルが鬼高い仕様」などと開幕直後から言われてきた。

そのため、「これでフルコンプリートも近づく!」と、SNS上にはこの発表を歓迎する声が続出。また9エリアの中で特にハードルが高いと言われてきた「福井、鳥取、徳島への行き方を調べている」という人も。

関西パビリオン外観(大阪・関西万博/7月1日)

福井県ゾーンのサテライト会場となっている「福井県立恐竜博物館」(福井県勝山市)でのスタンプ設置は、2026年まで3月31日まで延長。

同博物館を管轄する福井県恐竜戦略室に問い合わせると、「スタンプ帳を持参して来館される方が増えています。万博影響かどうかまではっきりは言えませんが、来場者数も昨年同時期と比較して微増しています」ということで、今回の延長発表を受けて、今後どれくらいの来場が延びるかにも注目だ。

ティラノサウルスの動きはすごくリアル! 「福井県立恐竜博物館」では、動く恐竜などの展示が楽しめる(撮影:Ayami)

そして、スタンプを目当てに、現地を訪問した人たちも「圧倒される展示群」「スケールの大きさにびっくり」「圧巻でした、1~2日はいたい!」など、「福井県立恐竜博物館」での体験をSNS上にアップしている。

関西パビリオンで出迎えてくれるフクイラプトルの実物大模型は全長4.7メートル(7月16日 大阪・関西万博)
「関西パビリオン」福井県ゾーンで出迎えてくれるフクイラプトルの実物大模型は全長4.7メートル(7月16日 大阪・関西万博)

なお福井県ゾーンの展示物を、今年度中におおい町の「こども家族館」(福井県大飯郡おおい町)に移設するという話もあるので、今後、万博ゆかりの県内各エリアをはしごする旅も楽しそうだ。

化石を天井に発見!(7月16日 大阪・関西万博)
「関西パビリオン」福井県ゾーンで、化石を天井に発見!(7月16日 大阪・関西万博)

そして「サテライト旅」の楽しみのひとつは、その地域ならではの「食」そして「祭」。これは「関西パビリオン」内だけでは、なかなか体験できなかったことではないだろうか。

福井県小浜市では、今年で22回目となる『OBAMA食のまつり』が「御食国若狭おばま 食文化館」前特設会場で10月18日・19日に開催される。

地元小浜の「焼きふぐ」や「若狭うらら 焼きがき」、「サバ餃子」などのほか、福井の物産や地酒、能登復興応援コーナーでは能登の海産物や地酒の販売もおこなわれるという。

「若狭うらら 焼きがき」

また「鯖江市鯖江市西山公園」特設会場では、今年初開催となる『鯖江JAZZフェスティバル2025』が開催され、全28組のアーティストが出演。18日はストレイテナー、19日は氣志團がそれぞれトリを務める。

「万博」を全力で楽しんだように、スタンプだけでなく、その土地土地で地域の食や、イベントを「サテライト旅」で楽しんでみては?

「福井県立恐竜博物館」(福井県勝山市)でのスタンプ設置は、2026年3月31日まで。なお、関西パビリオン内のスタンプについては、北陸三県の魅力を発信する「HOKURIKU+(ホクリクプラス)」(大阪市北区)および「福井県大阪事務所」(大阪市中央区)に設置。こちらも期限は2026年3月31日までを予定している。

文・画像/Lmaga.jp編集部

  • LINE

関連記事関連記事

あなたにオススメあなたにオススメ

コラボPR

合わせて読みたい合わせて読みたい

人気記事ランキング人気記事ランキング

写真ランキング

関連記事関連記事

コラム

ピックアップ

エルマガジン社の本