「大阪・関西万博」の４倍規模、残り４年１１カ月「リヤド万博」引継ぎ式

7時間前

「リヤド万博」への引継ぎ式を盛大に開催（撮影：10月10日：大阪・関西万博）

(写真14枚)

『大阪・関西万博』閉幕まであと３日となった１０月１０日。会期中に何度も大型イベントを開催してきたサウジアラビア王国が、大型のクロージングイベント「フォーサイト祭」を屋外ステージのＥｘｐｏアリーナ「Ｍａｔｓｕｒｉ」で開催。「とにかくお金がかかっている」と会期中、何度も話題になったサウジアラビアだが、最後もド派手に「リヤド万博への架け橋」となるイベントを用意していた。

「リヤド万博」への引継ぎ式を盛大に開催（撮影：10月10日：大阪・関西万博） — 「リヤド万博」への引継ぎ式を盛大に開催「フォーサイト祭」（撮影：10月10日：大阪・関西万博）

ステージでは、サウジアラビアと日本の文化コラボレーションパフォーマンスのほか、『リヤド万博』のＰＲメッセージ、日本とサウジアラビアの子ども２人による引き継ぎ式がおこなわれた。

「リヤド万博」への引継ぎ式を盛大に開催「フォーサイト祭」（撮影：10月10日：大阪・関西万博）

ＤＪＫＡＯＲＩがノリの良い選曲で会場を盛り上げたあと、サウジアラビアの伝統打楽器グループ・ＡｌＢａｉｒａｑＡｌＡｋｈｄａｒと、日本太鼓センターの共演が続いた。

さらにサウジアラビアの歌姫ＧｈａｄａＳｈｅｒの歌唱ののち、「サウジアラビアと日本の揺るぎない絆を基盤として、本日は日本から万博の物語を受け継ぎます。皆様も、ぜひ２０３０リヤド万博へお越しください。進歩、繁栄、そしてサステナビリティの灯りになることを約束いたします。その未来は、言葉でお伝えするよりも、ぜひ皆様ご自身の目でご覧いただきたいものです。皆様、繁栄の都市リヤドでお待ちしております」とステージで宣言。会場からは大きな拍手が起こった。

続けて日本のトップＤＪとして、本ステージへの出演が決まったという、世界を股にかけて活躍するケン・イシイのパフォーマンスと怒涛の展開。

ケン・イシイのＤＪには、モダンダンスや迫力のあるＶＪや凝ったライティングが絡む展開。万博来場者たちとの相性はどうか、とやや心配だったが、超ノリノリで楽しむ人たちにつられたのもあってか、途中まで前方ゾーンで座りこんでいた観客たちも、最後には立ち上がって楽しんでいた。さすが「東洋のテクノゴッド」の異名を持つＤＪのパフォーマンス。

２０３０年の『リヤド万博』のイメージ映像は、先端技術を駆使した未来を感じさせる建物や乗り物、展示などと、サウジアラビアの文化を融合したもので、『大阪・関西万博』の４倍の広さ、４０００万人以上の来場者を見込んでいるとし、相変わらず潤沢なマネーの感じられる豪華さ。

本イベントに参加した人たちも思わず「本気すぎる！」「リヤド行きたい」などと、ＳＮＳに多数投稿。万博が始まった当初に比べ、展示とイベント、積極的な広告により、多くの人にサウジアラビアという国が浸透したと言えるだろう。

当日、万博会場ではほかに、「サウジアラビア・パビリオン」でプリントされた３Ｄサンゴを、沖縄に移植するために引き渡すセレモニーを開催。