横山市長「大阪は万博が終わった後が大事」…イタリア館の国宝級アート、異例の展示継続へ

5時間前

閉幕間際の10月10日、人気のイタリア館前は大混雑(Lmaga.jp撮影)

(写真5枚)

「大阪・関西万博」でも屈指の人気を誇る「イタリアパビリオン」で展示されている芸術作品の一部が、10月25日より「大阪市立美術館」(大阪市天王寺区)の特別展で展示される。同展に際して開催された記者会見に横山英幸大阪市長が登壇し、万博後の大阪について言及した。

イタリア館は、国宝級のアートを間近で見ることができ、閉幕が近づいても展示物が追加されることから連日大行列が続く大人気パビリオン。「大阪市立美術館」で開催される特別展では、万博をきっかけにアジア初公開となった『ファルネーゼのアトラス』にくわえ、同展にあたって新たにイタリアから持ち込まれるレオナルド・ダ・ヴィンチの手稿含む4点の展示物が並ぶという。

大阪市長 横山英幸氏(10月10日 Lmaga.jp撮影)
大阪市長 横山英幸氏(10月10日 Lmaga.jp撮影)

会見で、横山市長は「万博は少し心配されていた時期もありましたが、始まってからとても話題になり、多くの来場者に楽しんでもらっています。そのなかでもイタリア館は特に人気。SNSを中心にすばらしさが発信され、会期を通じて万博の成功にもっとも多くの力をいただいたのがイタリア館です」と感謝を述べた。

大阪市立美術館で継続展示が決まった「天空のアトラス」(10月10日 Lmaga.jp撮影)
大阪市立美術館で継続展示が決まった「ファルネーゼのアトラス」(10月10日 Lmaga.jp撮影)

さらに「大阪は万博が終わったあとが大事だと思っています。『Beyond Expo』の大阪では、スポーツや文化、グルメが花開く街として徹底して力を入れていきたいです。そして今挙げたものでも超一流が集まるのは、イタリア館だと考えています。そんな展示物を、大阪で引き続き展示できることを心から嬉しく思います」と万博後の大阪についてコメント。

笑顔をみせる大阪市長 横山英幸氏(10月10日 Lmaga.jp撮影)
笑顔をみせる大阪市長 横山英幸氏(10月10日 Lmaga.jp撮影)

最後に「今日は僕が万博に関わって、たぶん一番メディアの方に来ていただいているんじゃないかな(笑)。開会式以来じゃないかなと思うくらい。大変な注目になっておりますが、心から嬉しく思います」と笑顔で結んだ。

『大阪・関西万博』混雑するイタリア館(10月10日 Lmaga.jp撮影)
『大阪・関西万博』混雑するイタリア館(10月10日 Lmaga.jp撮影)

特別展『天空のアトラス イタリア館の至宝』は「大阪市立美術館」にて、10月25日から2026年1月12日まで開催される。

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