「ガラガラだったのに」急増したのはいつ?…写真で振り返る万博

『大阪・関西万博』で4月に撮った写真を振り返ると、驚くほど空いている…!(4月15日・15時/Lmaga.jp撮影)
今や連日20万人以上が来場し、満員続きの『大阪・関西万博』(会場:夢洲)。混雑していると思ったGWでさえ、今思えば空いていた・・・。開幕以降ほぼ毎日訪れている「Lmaga.jp編集部」が、4〜6月に撮影した写真で「あの頃」を振り返り。いつからチケットが取れないほど人気になったのか、そのターニングポイントも紹介する。(記事内の人数は「一般来場者数」)
■ 開幕初日も夜はガラガラだった「4月」

4月中で最も多い12万4339人が訪れた、開幕初日の4月13日。しかし、雨で気温が低かったため、夜の「大屋根リング」下は、今では信じられないほど人が少ない。当日取材した編集部員によると、寒さに凍えて、パビリオンの中へ気軽に向かう人も多かったそう。
現時点で最も一般来場者数が少ない4月15日は、現在の約4分の1ほどの4万7781人というだけあって、いつもは行き交う人でごった返す、15時の「韓国パビリオン」前もゆとりがあった。

GW前半最終日の4月29日には、7万9746人が訪れた。「ウォータープラザ」東側の「調和の広場」では、子どもたちが「こみゃく」オブジェの上で遊んでいるが、奥に見える「大屋根リング」は人がまばらだ。
この日、家族で訪れていた編集部員によると、今は「大屋根リング」の下まで列が伸びる「フランス館」も10分ほどで入場できた。この日一番並んだのは、スタッフの不慣れさも感じられた「ベルギー館」のポテトの50分だった。

■ GW中も今より半分で空いてた「5月」

GWで4連休だった5月3日〜6日。連日10〜12万人が訪れ(5月6日のみ5万9582人)、4月と比べると混雑しているが、それでも現在の半分ほどの一般来場者数だった。
5月1日(8万8397人)に取材した編集部員によると、今や「大屋根リング」のエスカレーターに乗るのも大行列だけれど、この日はスムーズに登れ、リングの上でもゆったりと景色を楽しみながら歩くことができたとのこと。


■ 短い梅雨→急な猛暑でまだ空いてた「6月」

SNSの口コミ効果か、5月後半から一般来場者数が増え、連日10万人以上で推移していたが、6月9日に梅雨入りするとやや落ち着きを見せる。この時期の雨の日は穴場で、来場者数が比較的少ないため、雨対策さえしっかりすれば、パビリオン巡りをしやすかった。6月23日に取材した際には、今は入場規制がかかる「コモンズA館」の軒先で雨宿りをする人が見られた。
■ 来場者数の「潮目」が変わったのは?

6月27日の梅雨明け以降、急激な猛暑が続いたため一般来場者数が減り、9万人台の日もあった7月上旬。現在の大混雑に繋がる「潮目」が変わったのは、いつだったのだろうか?

ターニングポイントは2つある。お盆期間の8月12日(17万2336人)と、閉幕約1カ月前の9月12日(20万8163人)だ。8月12日以降、朝以外も時間を問わず、大阪メトロ「夢洲駅」からどんどん東ゲートに人が向かう様子が見られる。また、9月12日以降は現在まで、毎日20万人以上を記録している。
9月半ば頃から、公式サイトでは満員表示が急激に増え、日に日に希望日・時間に予約を入れることが難しくなった。公式チケットと当日券の販売終了を発表した9月25日時点では、新規で来場予約を抑えるのは無理難題となっていた(当日券は9月27日、公式チケットは9月30日で販売終了)。

最終日はどれほど混雑するのだろうか?2005年の『愛・地球博』では、最終日に28万1441人が訪れ、初の入場見合わせをおこなう大混雑だった。現在、累計2361万3601人に達し(10月4日時点の確定一般来場者数)、このまま1日・20万人ペースで推移すると、一般来場者数は2500万人に到達しそうだ。
10月13日には、イタリア館にスケートリンクを設置する驚きの企画もある一方で、いくつかのパビリオンで早めの閉館を発表するなど、最終日ならではの波乱の展開となりそうだ。
少しでも万博の空間を堪能するため、閉場時間22時までの大勢の滞在も予想される。すでに帰宅ラッシュは発生しており、10月前半の21時点でタクシーは2時間待ち、大阪メトロ「夢洲駅」への入場規制をすることもあるため、最終日に行かれる人はご注意を。
取材・文・写真/Lmaga.jp編集部
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