日本一の入館者数「海遊館」9000万人を達成、2駅先の万博の影響は?

7時間前

「海遊館」(大阪市港区)でおこなわれた『入館者数9000万人達成記念セレモニー』の様子(10月1日・11時撮影/Lmaga.jp編集部)

(写真4枚)

大阪の水族館「海遊館」(大阪市港区)は、10月1日に累計入館者数9000万人を達成した。それを記念し、同日11時にセレモニーが開催。水族館単体としては「日本一」の入館者数を誇る快挙となった。

「海遊館」は、1990年7月20日に開業、今年で35周年を迎える。ジンベエザメを中心とした、太平洋の生きものたちが暮らす水槽の周りを、回廊型の通路で8階から3階まで下りながら見学するのが特徴的だ。そして、開業から1万2858日目となる10月1日、水族館単体としては国内初となる、累計入館者数9000万人に至った。

「海遊館」(大阪市港区)の「9000万人目」の入館者となった板垣怜くん(写真右)と、祖父・板垣慎治さん(写真左)(10月1日・11時撮影/Lmaga.jp編集部)
「海遊館」(大阪市港区)の「9000万人目」の入館者となった板垣怜くん(写真右)と、祖父・板垣慎治さん(写真左)(10月1日・11時撮影/Lmaga.jp編集部)

9000万人目となる板垣怜くん(4歳)が入館ゲートを通過すると、スタッフやほかの入館者たちからの温かい拍手で包まれた。続くセレモニーでは、記念品として、全長1mのジンベエザメのぬいぐるみと、VIPルームへの招待チケットが贈呈された。

京都府京丹後市から来た怜くんは、日ごろ図鑑で読んでいる、海の生きものやジンベエザメを見るため、祖父母、弟と一緒に初めて訪れた。セレモニーでは緊張した様子だったが、水槽が見えるVIPルームに案内されると一転、「あれはエイだ」「ジンベエザメ!」と指を差しながら喜んでいた。

「海遊館」(大阪市港区)の普段は国内外の来賓しか入ることができない「VIPルーム」で、館長の解説を聞く「9000万人目」の板垣怜くん(10月1日撮影/Lmaga.jp編集部)
「海遊館」(大阪市港区)の普段は国内外の来賓しか入ることができない「VIPルーム」で、館長の解説を聞く「9000万人目」の板垣怜くん(10月1日撮影/Lmaga.jp編集部)

ジンベエザメの感想を聞かれると「大きかった、水玉だった」と話し、祖父の慎治さんは「一生忘れられません。いい思い出になったと思います」と、喜びを語った。

村上寛之館長は「海遊館の中にいるたくさんの生き物たちの命を大切にして、お客さまに感動していただく毎日の積み重ねが、今日のセレモニーとなりました。ジンベエザメの大きな命や、クラゲの不思議な命にたくさんのことを感じてもらって、ご家族やご友人との素敵な思い出を作っていただけるよう努力したいと思います」と、セレモニーを締めくくった。

「海遊館」(大阪市港区)の『入館者数9000万人達成記念セレモニー』で村上寛之館長が挨拶する様子(10月1日・11時撮影/Lmaga.jp編集部)
「海遊館」(大阪市港区)の『入館者数9000万人達成記念セレモニー』で村上寛之館長が挨拶する様子(10月1日・11時撮影/Lmaga.jp編集部)

また、「海遊館」の最寄りとなる大阪メトロ「大阪港駅」は、『大阪・関西万博』の会場である「夢洲駅」から2駅。万博の影響について、広報担当の田井さんは「近畿圏の方や学校行事では、万博へ行くことが増えていると思います。一方で、海遊館には、近畿圏外や、今まで以上にいろいろな国の方に来ていただき、これまで知らなかったような言語が飛び交っているのを感じます」と話した。

取材・文・撮影/Lmaga.jp編集部

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