ザ・セカンド優勝を経て…テレビ出演は今がベスト?「20代に出てなくて良かった」

2時間前

左から「漫才匠」に出演するツートライブ(たかのり、周平魂)、ガクテンソク(よじょう、奥田修二)、ギャロップ(林健、毛利大亮)Lmaga.jp撮影

(写真4枚)

結成16年以上のベテラン漫才師を対象にした漫才賞レース『THE SECOND』(フジテレビ系)の歴代王者が集まるライブ「漫才匠」が東京・大阪の2都市で開催決定。出演するギャロップ、ガクテンソク、ツートライブの3組が9月29日、大阪で会見をひらき、3組のホームである「大阪」について語った。

■ 「東京の方がメディアに出る方法がある」(奥田)

今年2月に初代王者・ギャロップと2代目王者・ガクテンソクによる初回公演が開催され、新たに第3代目王者・ツートライブをくわえた3組で東京・大阪の2会場を巡る。ギャロップは「baseよしもと」、ガクテンソクは「5upよしもと」にかつて所属、ツートライブは現在も「よしもと漫才劇場」を拠点に活動し、いずれも大阪時代を経験している3組だ。

大阪時代で得た経験を振り返る奥田(右)Lmaga.jp撮影
大阪時代で得た経験を振り返る奥田(右)Lmaga.jp撮影

3組のセカンド王者がいずれも大阪がホームであったことを受け、ガクテンソクの奥田は「大阪と東京は若手時代の過ごし方が大きく違うんだろうなと思います。東京の方が多岐にわたってメディアに出る方法があるし、今やネットもあるので。僕らの時は、ネットもないから、テレビやラジオしかないんですよ」と、当時を振りかえった。

続けて、「それに出れるようになるには、漫才の賞レースぐらいしかきっかけがないから、良くも悪くもネタだけやってたっていう。辞めずに続けて、20年近くなったらまさかのこういう大会ができて、その時の筋力が意外と使えたっていう感じかもしれません」と分析した。

■ 「ギャップを知れるのはだいぶ大阪かなと」(林)

初代王者・ギャロップ Lmaga.jp撮影
初代王者・ギャロップ Lmaga.jp撮影

ギャロップの林は奥田の言葉に同意しつつ、「師匠と同じ空間で漫才ができるっていう意味では、関西の方が恵まれていたり、より『向き合うぞ』という気持ちにならせてもらいやすかったと思います」とコメント。さらにたかのりも「若手の劇場でやって、次に師匠が出るような劇場でやった時、このギャップを知れるのはだいぶ大阪かなと思うんですよね」と応じていた。

またセカンド優勝を経てテレビ番組への出演が増えたことを受け、奥田は「ありがたいですよね。20代とかで出てなくてよかったなって思います。今日ちょっとウケたとて、人生は変わらないというのを十分経験して40になってますから。変な力みがなくなってるというか」としみじみ語った。

第3代目王者・ツートライブ Lmaga.jp撮影
第3代目王者・ツートライブ Lmaga.jp撮影

同イベントの大阪公演は10月27日に「なんばグランド花月」にて、東京公演は12月1日に「ルミネtheよしもと」にて開催。チケット料金はいずれも4000円(前売り・立見は3500円)。

取材・文・写真/つちだ四郎

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