あと1カ月…混雑する万博、スムーズに入場するための5箇条

2時間前

ゲート前は、少しでも早く会場に入って、パビリオンに向かいたい人ばかり

(写真8枚)

「おそろしい行列」「1時間以上待った」「8月とフェーズが違う」。平日12日で19.9万人と、最多来場者数を更新し続け、残り約1カ月の『大阪・関西万博(以下、万博)』(会場:夢洲)では、朝が特に混雑。少しでも列の待機時間を短くするために、来場者の“ちょっとした事前の準備”が大事になってきています。

というのもSNSでは、「手荷物検査が1番の試練でした」「手荷物検査のゲートがボトルネック」「缶タイプのボトル飲料持ち込もうとして荷物検査で止められてた人いた」といった投稿があるように、入場ゲートが難関ポイントに。

■朝の混雑…少しでも平和に!

押し合ったり、事前に並んでいる人の元へ合流するのはもってのほか…というのは大前提(電話しながら「どこ〜」とグイグイ前に行く姿も見かけましたが、決してなさらぬように。トラブルのもとです)。問題なのは、朝の混雑時は、スタッフが大声で、何度も荷物についての準備を促し続けているにも関わらず、スルーしたままの人が少なくないこと。

その結果、順番がきてから慌てて、後ろに並んでいる人を待たせるハメに。一刻も早く会場に入りたい周囲からは”イライラ”が…。そこで、入場ゲートを通る直前に、注意したいこと&対象法をご紹介します。

■入場ゲートで、やってはいけないこと

・水などのドリンクをカバンに入れたまま

・スマホを手に持ったまま

・入場直前にチケットを準備する

これらを避けて、スムーズに入場するためには以下の5箇条をぜひご参考に。ご自身が最短で入場できるのはもちろん、その後ろに並ぶ人にも恩恵がもたらされます。

■スムーズに入場するための五箇条

1)前日までに準備して!

入場する際の段取りは、ドリンク検査→荷物検査→チケット確認(チケットはQRコードで表示)→入場。

そのために、まずはチケットの準備から。最近は、来場者が多いことから万博IDへログインするにも時間帯によっては長時間かかることも。仮にログインするのに30〜40分かかれば、チケットを表示することがその間できないので、その場で待つハメとなります。

少なくとも前日までには、全員分のチケットQRコードのスクリーンショット(以下スクショ)を保存、もしくはプリントアウトをしておくことが必須です。

1)前日までにチケットのQRコードをスクリーンショット、もしくはプリントアウト
1)前日までにチケットのQRコードをスクリーンショット、もしくはプリントアウト

2)ドリンク検査の前に

そして、ドリンク検査を行う前に、スマホはカバンへ。もしもスクショで入場する場合は、その画面を開いたままにしておいて、すぐに見せることができる状態にしてカバンに入れておきましょう。

このとき、なにかの拍子に、バッグの中から飛び出たり、落ちたりしないようにファスナーなどが付いたバッグに入れるのがおすすめです。

また、スマホは衣服のポケットに入れたままでも大丈夫と思っている人が多いようですが、金属探知機を通過するときに、引っかかることも。再度チェックされる可能性が高くなってしまいますので、鍵やライター、財布といったものも必ずバッグの中へ。

2)ドリンク検査の前に、スマホをファスナーやボタン付きのバッグに入れる
2)ドリンク検査の前に、スマホをファスナーやボタン付きのバッグに入れる

(3)スムーズなドリンク検査のために

ドリンク検査について、混雑時であれば、入場ゲートから少し離れていても聞こえるようにスタッフから「ドリンクはすべて出してください、手に持っていてください!」等の注意が促されます。しかし、その場に来てようやくバッグを開いて、1本ずつ取り出す人が多く見受けられます。

しかも、ドリンクがバッグの奥底だったり、保冷バッグに入っていたりすると、それだけ時間のロスが…。また「全部出さないといけないですか」という質問している人も見かけましたが、ドリンクは全て検査用のトレイに出す必要があります。

また、ペットボトルの保冷カバーなども事前に外しておいて、自分の番が来る直前にはドリンクは全て手持ちに。持ちきれない場合はすぐに取り出しやすいようにバッグの上に置いておくなどの工夫が必要です。また缶、瓶、お酒は会場内に持ち込みNGなのでご注意を。

3)ドリンクは全てバッグから取り出し、手で持って準備する(本数が多いときはすぐに取り出せる準備を)
3)ドリンクは全てバッグから取り出し、手で持って準備する(本数が多いときはすぐに取り出せる準備を)

(4)不要なものは持たず、手荷物検査に

手荷物検査の際は、カバン、ポーチなどはすべてトレイの上に置きます。これまで「包丁」「ハサミ」などの持ち込み禁止物を持ってきたのを見たという声もSNSでありましたが、万博に必要のないものは何ひとつ持って行かない方がいいでしょう。

不明なものに関しては、スタッフに判断を仰ぐこともできますが、確認するために時間がかかることもあります(詳しくは公式サイトにて)。

4)衣服のポケットも空の状態で、荷物検査。不要なものは持って行かないように
4)衣服のポケットも空の状態で、荷物検査。不要なものは持って行かないように

(5)手荷物検査が終わったら即準備

手荷物検査が終われば、係員の指示に従って台から荷物を引き上げ、チケットの準備を。スマホでQRコードのスクショを表示、もしくはプリントアウトを手に、列へ並びましょう。あとは、ピッと読み込めたら入場!

そのときに、すぐに荷物を整理せずに、離れた場所で取り出したドリンクなどを戻す方が、周囲の迷惑にならずにすみます。

5)荷物検査が終わったら、入場するためのQRコードを即準備。準備できていないときは列からいったん離れる
5)荷物検査が終わったら、入場するためのQRコードを即準備。準備できていないときは列からいったん離れる

ますます混雑が予想される万博で…

開幕前から予告されていた通り、9月・10月は混雑期。酷暑だった真夏が過ぎた今、「1度は行っておきたい」という人もいれば、「全部制覇したい」「心残りがないように」…と通う通期組も。そのためパビリオン、ごはん、トイレなども行列ができるほどに。

そんななか、SNSなどで「何も情報がない」「何から調べたらいいのかわからない」とゼロ情報で向かおうとする人も見かけますが、少しは調べていく方がより満喫できる可能性が高くなります。

また、万博経験者と一緒に行く際に、「行きたいのはイタリア、住友館、null2(ヌルヌル)、クウェート、ヨルダン。ごはんはサウジアラビアで食べたい」と、テレビで紹介されがちな場所や人気スポットをリクエストするのは、無謀と思われるため、あまりおすすめできません。

気になる国、大屋根リング・食事・買い物・イベントなど、何を重視するのかを相談してみてください。

9月13日の様子…人が多くて歩きづらく!?
9月13日の様子…人が多くて歩きづらく!?

最近の「変更」の確認も忘れずに

万博は状況に合わせて常に変化しています。9月13日から東ゲートの入場者数の緩和のために、東ゲート→西ゲートへ移動できる歩行ルート利用可能時間を「8時半〜12時」から、「8時半〜13時」に延長。それに伴い、西ゲート来場予約数の枠を拡大するといった対策が取られました。

ただ、西ゲート9時・10時・11時・12時枠は人気のため、現時点で閉幕日までほぼ満員状態に(時折キャンセルが出ることもありますが、すぐに埋まります)。西ゲートの予約がなければ、東から西への移動は容認されていないのでご注意ください。

また、周辺が混雑するのを避けるため、パビリオンも各自で対策をおこなっています。7月から「ヨルダン」、8月からは「アイルランド」のコンサートなどが当日予約制へと移行。9月12日から「チェコ」の文化プログラムは整理券から当日予約制に、9月17日からは「PASONA NATUREVERSE」が完全予約制となります。

これまで入場しやすいと言われていたパビリオンも、長蛇の列になるなど過去の情報が役に立たないことも……必ず9月以降の情報チェックを。

『大阪・関西万博』

期間:2025年4月13日(日)〜 10月13日(月)
会場:大阪・夢洲
入場料:平日券…大人6000円、中人3500円、小人1500円
夜間券…大人3700円、中人2000円、小人1000円
一日券…大人7500円、中人4200円、小人1800円

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