「別格にうまい」大阪の8000円食べ放題、絶賛される3つの理由

2時間前

「大阪ステーションホテル」のビュッフェ台の様子。冷製料理には、たっぷりの海鮮やローストビーフを使用する(9月2日/Lmaga.jp撮影)

(写真14枚)

昼に8000円〜と高級な価格帯でありながら、リピーターが続出。SNSで「別格にうまい」「日本最高峰のホテルビュッフェ」と絶賛されるのが、「THE OSAKA STATION HOTEL, Autograph Collection(以下:大阪ステーションホテル)」(大阪市北区)の「ランチビュッフェ」だ。

とはいえ、8000円でどれだけ食べられるのだろうか?そしてなぜ、「日本最高峰」と絶賛されるのだろうか?そこには、3つの理由があった。

■ 理由1:食べ放題の常識を覆す、こだわりのビュッフェ料理

「大阪ステーションホテル」(大阪市北区)のランチビュッフェは、8000円と高級ながらも、寿司からローストビーフ、パン、スイーツまで多種多様なラインナップ!(9月2日/Lmaga.jp撮影)
「大阪ステーションホテル」(大阪市北区)のランチビュッフェは、8000円と高級ながらも、寿司からローストビーフ、パン、スイーツまで多種多様なラインナップ!(9月2日/Lmaga.jp撮影)

ローストビーフ、寿司、海鮮たっぷりの前菜、パン、生絞りモンブラン、パフェ、フルーツ・・・。ビュッフェ台には約60種類の料理が並び、営業時間内無制限で食べることができる。加えて、肉・魚料理から1品メイン料理を選べるため、「8000円はむしろ安い・・・?」と思うほど、質・量ともに大満腹の内容となっている。

「国産牛の炭火焼 焦がし玉ねぎのソース」は目の前でシェフに切ってもらえる(9月2日/Lmaga.jp撮影)
「国産牛の炭火焼 焦がし玉ねぎのソース」は目の前でシェフに切ってもらえる(9月2日/Lmaga.jp撮影)

「大きなオーベルジュのようなホテルにしたい」「真面目に人手をかけたものだけをお出ししよう」と、料理人出身のホテル総支配人がスタッフに語った言葉どおり、どれもがビュッフェ料理の域を超えた、一流の食材とこだわりが詰まっている。

たとえば、寿司はカウンターで寿司職人に注文して、目の前で握ってもらう。ネタは主に高知から仕入れた、その時期おすすめの魚介で、常時5〜6種類を用意。取材当日は、金目鯛、ハタ、まぐろ、鯛など6種類が並んでいた。

高知県から仕入れた、旬のネタ5〜6種類が並ぶ寿司カウンター(9月2日/Lmaga.jp撮影)
高知県から仕入れた、旬のネタ5〜6種類が並ぶ寿司カウンター(9月2日/Lmaga.jp撮影)

パンコーナーには、食べ放題のパンとは思えない大きさの、クロワッサンやバケット約10種類が並び、一角がもはやパン屋さんのよう。毎日、パン専門のシェフが、夜中から朝5時まで夜通し焼き、「パンスイス」の中身を秋らしいさつまいもに変更するなど、新メニューの開発も積極的におこなっている。

まるでパン屋さんのような品揃え&大きさのパンコーナー(9月2日/Lmaga.jp撮影)
まるでパン屋さんのような品揃え&大きさのパンコーナー(9月2日/Lmaga.jp撮影)

デザートコーナーには、目利きの青果商から厳選して仕入れ、シェフチームが食べ頃を見極めた果物が、大きなカットで盛られている。ほかにも、マンゴーショートケーキやマカロンなどのスイーツから、「KITTE大阪」1階のパティスリーで販売するフィナンシェなどの焼き菓子までずらり。

大きなカットで盛られた、メロンやマンゴー、パッションフルーツなどのフルーツたち(9月2日/Lmaga.jp撮影)
大きなカットで盛られた、メロンやマンゴー、パッションフルーツなどのフルーツたち(9月2日/Lmaga.jp撮影)

さらには、濃厚なミルクアイスへのトッピングを楽しむパフェや、生絞りモンブランなど、目の前で作ってもらうデザートも種類豊富。どう考えても、胃袋の容量と、食べたい料理の数が合わない品揃えとなっている。

北海道のミルクアイスを絞ってもらうパフェは、自由自在にトッピングを楽しむことができる(9月2日/Lmaga.jp撮影)
北海道ミルクアイスを絞ってもらうパフェは、自由自在にトッピングを楽しむことができる(9月2日/Lmaga.jp撮影)

3カ月ごとにメニューを変え、パワーアップしていく内容について、広報担当者は「リピーターのお客様も増えていただいているので、やっぱり楽しませないとって気持ちが増してきています」と話す。

■ 理由2:希少和牛も!1品選べるメイン料理

選べる肉料理の1品「尾崎牛100%"THE-MOMENTバーガー"」(9月2日/Lmaga.jp撮影)
選べる肉料理の1品「尾崎牛100%”THE-MOMENTバーガー”」(9月2日/Lmaga.jp撮影)

ここまでで十分お腹いっぱいだけれど、これだけじゃない「ランチビュッフェ」。なんとメイン料理を、魚料理4種類、肉料理4種類のなかから1品選ぶことができる。なかでも、料理長の塩貝シェフおすすめは「尾崎牛100%“THE−MOMENTバーガー”」だ。

パティを9月から尾崎牛にリニューアル。尾崎牛は、宮崎県で尾崎宗春さんが育てるブランド牛で、国内では月に30頭しか出荷しない希少な和牛だ。ビュッフェの料理として出されるのは珍しいという。

旨味の濃さはありつつも、脂身がこってりしておらず、さらっと食べられるのが特徴的だ。ハンバーガー自体はボリューム満点なのに、尾崎牛のくどくないお肉の旨さのおかげで、ペロッと食べられてしまう。

選べる魚料理の1品「鱸と帆立貝のクネル ソースアメリケーヌ」(9月2日/Lmaga.jp撮影)
選べる魚料理の1品「鱸と帆立貝のクネル ソースアメリケーヌ」(9月2日/Lmaga.jp撮影)

ほかにも、はんぺんにも似たフランスの伝統料理「クネル」に、濃厚な海老のソースを絡めた「スズキと帆立貝のクネル ソースアメリケーヌ」や、鹿児島の黒豚をビールでじっくり煮込んだ「黒豚のカルボナード」、残暑で人気が堅調な「鰻丼」などがラインナップする。

また、1万円のプランを選択した場合は、ビュッフェに加え、前菜、魚料理、肉料理それぞれ4種類ずつから3品を選んで、まるでコース料理に食べ放題が付いているように楽しむことができる。

1万円のプランで選べる前菜の1品「鱧のベニエとトリュフのリゾット」(9月2日/Lmaga.jp撮影)
1万円のプランで選べる前菜の1品「鱧のベニエとトリュフのリゾット」(9月2日/Lmaga.jp撮影)

■ 理由3:体験が楽しい「ワゴンサービス」

「大阪ステーションホテル」のランチビュッフェで、各テーブルを回るワゴンサービスの様子(9月2日/Lmaga.jp撮影)
「大阪ステーションホテル」のランチビュッフェで、各テーブルを回るワゴンサービスの様子(9月2日/Lmaga.jp撮影)

オープンから1時間が経過すると、山盛りのフルーツのワゴンサービスが店内を回り始める。「豪華列車の食堂車」をイメージしたレストランであることから、開業以来、車内販売を思わせるワゴンサービスを続けている。ワゴンが回ってくると、利用客たちは写真や動画を撮影し、体験として楽しむ様子が見られる。

9月はぶどうを提供。取材当日には、ナガノパープル、クイーンルージュ、シャインマスカットがワゴンで運ばれ、3種類のジューシーで大粒のぶどうを食べ比べすることができた。また、10〜11月には、焼き栗の提供を予定している。

■ 大阪のおいしい食材を再発見!夜は更に豪華に…

「大阪ステーションホテル」のランチビュッフェ会場となる「THE-MOMENT GRILL&DINING」。西側の窓からは『大阪・関西万博』会場も見られる(9月2日/Lmaga.jp撮影)
「大阪ステーションホテル」のランチビュッフェ会場となる「THE-MOMENT GRILL&DINING」。西側の窓からは『大阪・関西万博』会場も見られる(9月2日/Lmaga.jp撮影)

初代大阪駅の跡地という立地から、全国のおいしいものを集めるビュッフェでは、大阪のおいしい食材を再発見する場にもなっている。

グラノーラには千林商店街の「fig」(大阪市旭区)のものを、パンに合わせる味噌バターには、日本橋の老舗味噌店「大源味噌」(大阪市中央区)の白味噌を、ウェルカムドリンクでは、50年以上前から作り続ける「カタシモワイナリー」の冷やしあめを取り扱う。

「サツマイモのプディング」は大阪・千林商店街にある「fig」のグラノーラを自分でかけて仕上げる(9月2日/Lmaga.jp撮影)
「サツマイモのプディング」は大阪・千林商店街にある「fig」のグラノーラを自分でかけて仕上げる(9月2日/Lmaga.jp撮影)

また、1万6000円〜のディナービュッフェは、更に豪華な内容に。3種類のキャビアを食べ比べでき、ワゴンサービスではオマール海老を振る舞う。また、ワインやカクテル、日本酒を好みに合わせてカウンターで注文できる「ドリンクステーション」を9月1日からスタート。飲み放題で楽しむことができる。

「THE-MOMENT GRILL&DINING」のシェフたちが手作りしたオマール海老人形(9月2日/Lmaga.jp撮影)
「THE-MOMENT GRILL&DINING」のシェフたちが手作りしたオマール海老人形(9月2日/Lmaga.jp撮影)

ランチビュッフェは、ホテル29階「THE−MOMENT GRILL&DINING」で開催。時間は、ランチが11時30分〜14時30分、ディナーが17時30分〜20時30分。9月1日〜11月30日まで、秋のメニューを展開するが、記事の内容は9月2日に取材時点のもので、時期によって変更する可能性がある。

取材・写真・文/Lmaga.jp編集部


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