ファミリア75周年、定番人気「デニムバッグ」小学生と共作・販売へ

『子ども企画会議』の様子。過去のデニムバッグや、サンプル生地などさまざまな素材を参考にしながら、周年記念のデニムバッグを作っていく
2025年4月に創業75周年を迎えた、子ども服ブランド「ファミリア」(本社:神戸市中央区)。さまざまな記念コンテンツを用意するなかで、人気のロングセラー商品「デニムバッグ」の企画から販売までを、子どもたちが約8カ月にわたり体験するプロジェクト『子ども企画会議』がスタートしている。同社のデザイナーとともに、子どもたちがバッグのアートデザインを検討するという、重要な会議の初日を取材した。

デニムバッグは、1957年にピアノの教本「バイエル」が入るお稽古用バッグとして誕生。年に2回発表されるシーズンバッグのほか、直近でも「日本相撲協会」や『大阪・関西万博』公式キャラクター・ミャクミャクなどさまざまな企業や団体とのコラボバッグも販売されており、子どもだけでなく、高校生やママたちが持つロングセラー商品になっている。特に発祥の地である神戸はじめ、阪神間での支持率は圧倒的だ。


今回のプロジェクトでは、小学生の子どもたちが、同社でデニムバッグを制作するのと同様の手法でデザインし、サンプル確認などを経て、完成後に販促(PR)方法を検討し、最終日には記者会見や実際の販売を体験する。デザインしたバッグの機能や素材で変わる価格なども含めて検討していくという本格的なもので、初の試みだ。

「ファミリアが大切にしているモノづくりへの想いを、子どもたちが直接デザイナーや各スタッフから、学ぶことができるイベントです。子どもたちのアイディアを尊重しながら、各段階で社員総勢30名がサポートしていきます。このプロジェクトは、会社の75周年記念の取り組みのなかでも、長期にわたる、最も重要な取り組みとして位置づけられています」と、広報担当者は話す。
◆ 応募作品と面接で、プロジェクト参加小学生6名を選抜…大人顔負けの意見も

事前にデニムバッグのデザインを考え、応募した小学生93名のなかから、想いを込めた作品とオンラインの面接で選ばれた小学4年生から6年生までの男女6名が、2グループに分かれて2種類のデニムバッグを企画・販売する。8月20日と21日には、バッグのデザインや機能を考える企画会議がおこなわれた。
最初に、来年3月の発売にあわせキーワード「春」からテーマを決め、ストーリーを考える。そのあとに、社内に大量にあるサンプル生地をカットして実際にならべてみて、デザインを検討した。

子どもたちは、バッグに入れたいものから、サイズを考えたり、ベビーカーにかけることが多いことまで考えたりと、大人顔負けの意見が活発に出る。初日はみんなの希望を詰め込んだ、とっておきのデザインができあがった。

子どもたちは初日を終え、「ずっと昔からデニムバッグを作りたいと思っていたので、いろいろなたくさんの生地があって選ぶのが大変だったけど、いっぱい詰め込んでいい作品にしたいと思います」(小5男子)、「下書きしたりフェルトをチョキチョキ切るのが難しかったけど、細かくやったらすごくオシャレで可愛かったので、ちゃんとやった甲斐があるなって思いました」(小4女子)などとしっかりと感想を伝えていた。


今回子どもたちが体験した手法と同じく、実際に同社では、デニムバッグは「色置き」と呼ばれる手法でデザインする。この「色置き」とは、フェルトを切って生地の上に乗せていきながらアートを考える方法。


この日の会議の最後に、デザイナーが下書きなく、子どもたちが考えた横向きの「くまちゃん」の形にフェルトをカットして見せると、すぐさま「かわいい!」と声があがり、プロの技に子どもたちの目は釘付けになっていた。

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