「それなら引退のほうが…」上沼恵美子７０歳、過剰コンプラ番組に喝

3時間前

ロケ後の会見に、ハイテンションで登場した上沼恵美子（8月29日「コストコ門真倉庫店」）

(写真5枚)

７０歳を迎え、精力的に活動するタレントで歌手の上沼恵美子が、「トゲトゲでいったろう」宣言。「テレビ大阪」（大阪市中央区）に３６年ぶり出演となる特番『上沼恵美子を沼らせたい』の記者会見で、コンプライアンスを過剰に気にする、テレビ局スタッフに喝を入れた。

スタジオでの番組ＭＣのイメージが強い上沼だが、この日は珍しくロケに登場。人生初体験の「コストコ門真倉庫店」（門真市）の店内をますだおかだ・岡田圭右と、三船美佳らとともに買い回り、来店していた人たちとも交流。充実した番組収録となったようだ。

笑顔で会見に臨んだますだおかだ・岡田圭右、上沼恵美子、三船美佳（8月29日「コストコ門真倉庫店」）

◆ 芸能生活を振り返り「ノイローゼみたいになった…」引退考えた日を告白

収録後の会見では、「子どもがいてても、ずっと仕事が一番で、一生懸命やってきた」と、これまでの芸能生活を振り返りつつ、「引退」の文字がよぎった瞬間があったことも語った。

ハイテンションで登場した上沼恵美子（8月29日「コストコ門真倉庫店」） — さまざまなポーズを繰り出す上沼恵美子（8月29日「コストコ門真倉庫店」）

「出演した番組でスタッフに『面白いこと言わなくてもいいです･･･トゲトゲしたことも。無難にやってください。コンプライアンスに引っかかることは、やめてください』と言われ、『それやったら、なんで私にオファーしたんや！』って」と思い出しながら、怒りをにじませた。

「コンプラ、コンプラって…そんなん気にしてたら、ちっとも面白くない！だったら、もう引退したほうがいい、って」と、当時、冠番組終了も相まって、上沼自身の持ち味「毒舌」を封印する、という流れに「ノイローゼみたいになった」と振り返った。

ただ現在については「もとに戻って、苦いこともキツいことも、言うようになった。心地いいですね。テレビは上手に編集してくれるからね！スタッフには迷惑かけるけど」と明るく笑い飛ばした。

「年いったから丸くなりました、腹立たなくなりました･･･というのは嫌や！これから『トゲトゲ』でやっていこうと思ってる。尖ってなんぼ。いよいよボケたな、怒りボケ、と言われてもやる」と、改めて「上沼節」の毒舌を辞めないことを、高らかに宣言。

この宣言通り、会見中にも、「今別居しているから旦那とは仲がいいですよ。あんたんとこみたいな離婚は…」と過去の三船の離婚騒動を豪快にいじり、ロケでの岡田の仕事ぶりについて尋ねられると「本当は上川隆也さんが良かった」とバッサリ。

さらに「大阪のテレビ局は会いたいと言った人に、会わせてくれない。昔、下條アトムさんをリクエストしたら、『鉄腕アトム』連れてきた」とぼやき、周囲に「トゲトゲ」ぶりを発揮し続けた上沼だった。

豪快に三船美佳をいじる上沼恵美子（8月29日「コストコ門真倉庫店」） — 豪快に三船美佳の離婚をいじった上沼恵美子（8月29日「コストコ門真倉庫店」）

◆ 一方、私生活では「終活」で断捨離に励む

次回ロケ先として、三船から「イケア」を提案されると、「行ったことないなぁ。でも、家具はいらんねん。『終活』してるくらいやから」と、私生活は「終活」にはげみ、断捨離をしていることを明かした。ハワイはじめ、複数あった別荘も、コロナ禍前にすべて売却。「旦那と仲が悪くなって売りました。『僕が死んでから売れ』って言われたけど…なかなか死なへんねん」と笑い飛ばした。

この日のロケの様子は、９月２０日・１９時５４分から放送の、特番『上沼恵美子を沼らせたい』（テレビ大阪）で放送される。

取材・文・写真／Ｌｍａｇａ.ｊｐ編集部