宇野昌磨「強い思いで挑む」…プロ転向後のアイスショーへの思い

6時間前

フィギュアスケーター・宇野昌磨(8月26日・Lmaga.jp撮影)

(写真4枚)

「2018年平昌オリンピック」男子シングル部門で銀メダルを獲得し、2022・2023年に世界選手権連覇を成し遂げたフィギュアスケーター・宇野昌磨。今年6月に、プロ転向後初となるアイスショー『Ice Brave』を発表したばかりだが、早くも第2弾の開催が決定。8月26日に宇野が大阪市内で会見をおこない、その内容について語った。

史上初の4回転フリップジャンプを決めた現役時代のプログラムに加えて、本田真凜とのアイスダンスなどの新ジャンルにも挑戦した『Ice Brave』。「Brave(勇敢・恐れ知らず)」というタイトルに「フィギュアは綺麗とか静かというイメージを持たれがちだけど、力強さや楽しさ、エネルギッシュな部分を見せたい」という思いを込めたショーは、音楽ライブのようなグルーブ感と、90分ノンストップというスピード感が好評を呼び、『2』では待望の関西公演が実現した。

フィギュアスケーター・宇野昌磨(8月26日・Lmaga.jp撮影)
フィギュアスケーター・宇野昌磨(8月26日・Lmaga.jp撮影)

この成功の要因について「スケート以外のいろんなショーや舞台を観て、スケートの知識がない人も、どうすれば楽しめるのか? を探して作りました」と秘訣を語り、さらに「僕は自分から動くのが苦手ですけど、競技を引退したら、自分からアプローチしないとなにも進まないことがわかって。ゼロからショーを作って、プロの意識を持って活動をする経験は自分のプラスになったし、すごく自信につながったと思います」と、人間的な成長をもたらしたそうだ。

フィギュアスケーター・宇野昌磨(8月26日・Lmaga.jp撮影)
フィギュアスケーター・宇野昌磨(8月26日・Lmaga.jp撮影)

『2』では新たな楽曲のプログラムを追加し、演目全体を貫くストーリーラインを設定するなど、確実にレベルアップした内容にするそう。「競技のときは大きな拍手が『この期待に応えられるかな』というプレッシャーになることがあったんですけど、ショーになると『楽しませたい!』という目標に対するフィードバックとして、称賛されているような感覚で嬉しかったです」と競技とは違う喜びを語ったうえで「スケートを初めて観に来る方にも『すごい、また観たい』と思っていただけるよう、強い思いで挑みます」と意気込みを見せた。

フィギュアスケーター・宇野昌磨(8月26日・Lmaga.jp撮影)
フィギュアスケーター・宇野昌磨(8月26日・Lmaga.jp撮影)

宇野と本田のほかには𠮷野晃平、本郷理華、佐藤由基などが出演。全国ツアーのオープニングの地となる京都公演は、11月1・2日に「京都アクアアリーナ」(京都市右京区)で開催。チケットはアリーナS席1万8000円、スタンドA席&車椅子席1万2000円で、9月1日から発売開始。京都以降は東京、山梨、島根、宮城でも上演。

取材・文・写真/吉永美和子

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