「祇園花月」惜しまれながら閉館、最終日は全公演がチケット完売

6時間前

ロビーに寄せられたメッセージ（8月18日・よしもと祇園花月）

(写真17枚)

「吉本興業」の劇場「よしもと祇園花月」（京都市東山区）が８月１８日をもって閉館。最後の公演にはレイザーラモンＲＧやミサイルマン・岩部彰、ミキといった同劇場ではお馴染みの芸人たちが集まり、盛大にラストを飾った。

吉本興業直営の常設劇場として２０１１年７月に誕生して以来、漫才・落語・諸芸・吉本新喜劇、そして『Ｍ－１グランプリ』の予選会場や中堅芸人の活躍の場としても知られ、観光客からコアなお笑い好きまで幅広い層から愛されてきた「よしもと祇園花月」。そんな同劇場の閉館が発表されるとＳＮＳ上では芸人とファンから悲しみの声が溢れ、客足もこれまで以上に増えるといった反響があった。

最終日となる８月１８日は、『大千秋楽』と銘打ち３公演を実施。ダブルヒガシやカベポスターといった若手からハイヒール、テンダラー、ＣＯＷＣＯＷなどのベテラン芸人らが登場し、同劇場では最後となるネタを披露した。さらに３公演目には終盤の大喜利コーナーに出演したメンバーが代表して最後の挨拶をおこない、幕が閉じるまで観客に深々とお辞儀をする場面も。

そして同劇場のラストを飾ったのは、レイザーラモンＲＧ主催のイベント『ＲＧが９０分あるあるを歌い続け、最後にみんなで祇園花月あるあるを言い続ける会。今まで本当にありがとう！！！』。ＲＧの相方・ＨＧにくわえ、「武将様」として同劇場で何度も企画イベントを実施してきたミサイルマン・岩部彰、さらにザ・プラン９、ギャロップ、モンスターエンジン、アキナ、もりやすバンバンビガロ、藤崎マーケット、ミキといずれも同劇場と縁があるメンバーが揃い踏みとなった。

『RGが90分あるあるを歌い続け、最後にみんなで祇園花月あるあるを言い続ける会。今まで本当にありがとう！！！』の様子（8月18日・祇園花月）

「祇園花月」のラスト、さらに同劇場でたびたび開催された「ＲＧがあるあるを歌い続ける」シリーズということもあってか、オープニング曲が流れ出した時点で会場には大きな手拍子が鳴り響いた。そして西川きよしに扮したＲＧがせりあがりでＴＯＫＩＯの『ＬＯＶＥＹＯＵＯＮＬＹ』を熱唱しながら登場すると、観客の熱狂はすでに最高潮に。

「祇園花月最後、あるある言いまくって終わろかー！」というＲＧのシャウトに応えるように、芸人たちがひたすらあるあるを出し続け、ＲＧが歌いまくる９０分間となった。