「酒が欲しい!」万博ステージに観客が次々と…ペルーの陽気なパワー

9時間前

ペルーのナショナルデー、ミミ&トニー・スッカーのステージに次々観客がのぼって大盛り上がり(8月9日「大阪・関西万博」)

(写真18枚)

開催中の『大阪・関西万博』で、ペルー料理・ドリンクの試食体験ができると好評のペルー館。8月9日に、ペルーのナショナルデーが開催された。初来日したペルーの女性大統領、ディナ・ボルアルテ氏のパビリオン訪問に始まり、国立民俗舞踏団やグラミー賞を受賞したアーティストによる特別公演がおこなわれた。観客もステージにあがって、とことん踊りまくる熱いパフォーマンスが繰り広げられ、とにかく陽気なラテンパワーを見せつける形となった。

(8月9日「大阪・関西万博」)
ペルーのナショナルデーはステージに大勢の観客があがって、演者が見えないほどの盛り上がり(8月9日「大阪・関西万博」)

ナショナルデー当日の朝は、大統領ディナ・ボルアルテ氏がペルーパビリオンを訪れ、展示の案内やペルーの朝食クッキングデモに参加。その後、ナショナルデーホールにて式典、大屋根リング下のパレードに続き、さまざまなステージパフォーマンスがおこなわれた。

ペルーのナショナルデーは、女性大統領ディナ・ボルアルテ氏を大勢の来場者が歓迎(8月9日「大阪・関西万博」)
ディナ・ボルアルテ氏をペルーのダンサーたちも踊りで歓迎(8月9日「大阪・関西万博」)
ディナ・ボルアルテ氏がペルー館の試食にもトライ。チチャロン、ダマル、カモン、クチャコチャナなど日本では珍しい料理が多数(8月9日「大阪・関西万博」)

夕方からのステージでは、初来日の「ペルー国立民俗舞踏団」と名門舞踏団「エステ・エス・ミ・ペルー」が合同で公演。カラフルな民族衣装を身につけたダンサーたちが、躍動感あふれるさまざまな伝統舞踊を披露した。

「ペルー国立民俗舞踏団」と名門舞踏団「エステ・エス・ミ・ペルー」が合同で公演(8月9日「大阪・関西万博」)
「ペルー国立民俗舞踏団」と名門舞踏団「エステ・エス・ミ・ペルー」が合同で公演(8月9日「大阪・関西万博」)

着席でスタートしたステージだが、陽気な歌と音楽が始まると、会場が熱気に包まれていき、立ち上がる人がどんどん増えてくる。会場のあちこちでペアダンスを笑顔で踊る人たちも。

ミミ&トニー・スッカーのステージがスタート(8月9日「大阪・関西万博」)

グラミー賞受賞アーティストのミミ&トニー・スッカーが歌い始めると、会場は熱狂の渦に包まれた。

日系ペルー人のパワフルなミミの歌声を堪能(8月9日「大阪・関西万博」)

軽快で情熱的なナンバーを次々繰り出し、後半には『上を向いて歩こう』を観客と一緒に歌いあげる。リズミカルなラテン音楽にのせた情熱的でパワフルな歌声に、観客のほとんどの人が立ち上がり音楽に合わせて体を動かした。

ダンスレクチャータイム!ステージに人が多すぎる(8月9日「大阪・関西万博」)

ステージからのミミの呼びかけに、大人も子どももステージの上に次々なだれ込み、ステージ上でダンスレクチャーする一幕も。そのままステージ上の観客とともに踊りまくり、演者たちがほとんどみえなくなるほどに盛り上がった。

(8月9日「大阪・関西万博」)
大阪で学ぶペルー人留学生はお友達とともにこの日のステージを観覧!何か月も前からみんなで楽しみにしていたそう(8月9日「大阪・関西万博」)

この日参加していたペルーからの留学生は「ペルーはこんな調子で、朝まで踊り明かすというパーティーが多いですよ。このダンスには、お酒が絶対に一緒。今日も『お酒が欲しい!』みたいな言葉を叫んでる人がたくさんいましたよ」と話した。

お酒を飲みながら、これが朝まで続くとは、ペルーのみなさんパワフルすぎる。この日も1時間ほどのショーの予定が最終的に約2時間に。ペルー人も日本人も、国籍に関係なく多くの人が踊りまくる楽しい光景が広がった。

日本人の子どもたちのカホンと共演する一幕も(8月9日「大阪・関西万博」)

ペルーは、ナスカの地上絵などの古代文明、マチュピチュのインカ帝国、アンデス山脈の美しい自然などが有名。ペルーパビリオンは、エンパワーリングゾーンの複数国が並ぶタイプBで、観光や産業を紹介する展示をしている。

取材・文・写真/太田浩子

  • LINE

関連記事関連記事

あなたにオススメあなたにオススメ

コラボPR

合わせて読みたい合わせて読みたい

関連記事関連記事

コラム

ピックアップ

エルマガジン社の本