吉沢亮「国宝」特大ヒットに驚き、大阪で撮影の裏側振りかえる

11時間前

映画『国宝』の特大ヒット舞台挨拶に登場した吉沢亮(8月10日・大阪市内)

(写真7枚)

映画『国宝』の特大ヒット記念舞台挨拶が8月10日、「TOHOシネマズ梅田」(大阪市北区)でおこなわれ、主演の吉沢亮、李相日監督が登場。上映後、観客からの質問に答えた。

歌舞伎役者の家に引き取られ、芸の道に人生を捧げる主人公・喜久雄(吉沢亮)の50年を描いた壮大な一代記が、壮絶で胸が熱くなると観る者を圧倒。公開から口コミが絶えず、8月3日までの59日間で観客動員数604万人、興行収入85億円を突破し、2025年公開の実写No.1(※興行通信社調べ)を記録している。

そんな特大ヒットを受け、おこなわれた舞台挨拶。上映後ということで観客からの質問に答える形となり、吉沢は「この撮影の舞台にもなった関西でずっと撮影してたので、大阪で舞台挨拶ができることを非常にうれしく思っております。ネタバレを気にせずいろんなお話しができたら」とあいさつした。

映画『国宝』の特大ヒット舞台挨拶に登場した吉沢亮(左)、李相日監督(8月10日・大阪市内)
映画『国宝』の特大ヒット舞台挨拶に登場した吉沢亮(左)、李相日監督(8月10日・大阪市内)

まず「演じていて印象に残った演目」との質問に、吉沢は「精神的にというか、内面で踊ったのが最後の『鷺娘』だった」とコメント。「きれいに踊れるように一生懸命練習していたんですけど、いざ本番を迎えたときに、今までの喜久雄の蓄積が一気に解き放たれる一番最後の瞬間だったので、いろんな感情を爆発させながら踊って。めちゃくちゃ大変ではあったけど、気持ちよくもあったし、今までにないくらいの集中力であの演目は踊ることができたので、やってて一番よかったなと思うのは鷺娘ですね」と振りかえった。

また「難しかったシーン・テイクを重ねたシーン」を聞かれ、監督が「クランクインして数日は、お互いに喜久雄の輪郭を掴みきれなくて、芯が捉えられなくて、何をやっても違うなという感じが4〜5日続いた」と話し、吉沢も「喜久雄はこういう人間なんじゃないかって、最初は演じようとしすぎいて。わからなくてしんどかったですね」とコメント。

そんななか、クランクインから3日目くらいで撮影したというのが、喜久雄と春江(高畑充希)のシーン。吉沢は「喜久雄が春江に家で『結婚しよう』っていうシーンは、喜久雄がどういう表情をしてるのかというのがすごく難しくて、いろんなパターンを試しましたよね」と話すと、監督は「『結婚しよう』という言葉を、座って春江のほうを見ながら言うのか、どういうテンションで、どういう空気感で言うのか、いろいろ試しました。でも、向き合わないだろう、そして背中を向けたままで、となって。そのあたりで馴染みだしたよね」と明かし、観客は真剣に聞き入っていた。

女形を演じるうえで「ずっと姿勢を気をつけていた」という吉沢亮。「剣道と水泳をしていたので肩幅でかめの男なんですけど、この肩をいかに消すか、肩をどれだけしまえるか。一番苦労したのはそこですね」と明かした(8月10日・大阪市内)
女形を演じるうえで「剣道と水泳をしていたので肩幅でかめの男なんですけど、この肩をいかに消すか、肩をどれだけしまえるか。一番苦労したのはそこですね」と明かした吉沢亮(8月10日・大阪市内)

特大ヒット記念ということで、最後に吉沢は「公開から2カ月以上経った今もこれだけたくさんの方に足を運んでいただいて、多くの方に愛していただいている状況が続いていることにうれしく思っております」と感謝を伝え、「深く人の心に届く作品になればいいなと僕自身ずっと思っていたんですが、深く心に刺さっている方がこれだけたくさんいらっしゃることにびっくり。もっともっとみなさまとともに盛り上げていけたら」と呼びかけていた。

取材・文・写真/Lmaga.jp編集部

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