今年還暦の古田新太、向井理が明かす「良くも悪くも昭和の俳優」

3時間前

左から『爆烈忠臣蔵~桜吹雪THUNDERSTRUCK』に出演する古田新太(8月8日・大阪市内、Lmaga.jp撮影)

(写真4枚)

45周年を迎えた劇団☆新感線の新作公演が、今秋より大阪含む3都市で開催される。その取材会が8月8日、大阪市内でおこなわれ、出演者で劇団の看板俳優・古田新太をはじめ、ゲスト陣として参加する小池栄子、早乙女太一、向井理、主幸・いのうえひでのりが登壇した。

■ 「怪獣が現れたというか」(早乙女太一)

主幸・いのうえひでのり演出、中島かずき書き下ろしの新作舞台は、江戸時代を舞台に、歌舞伎の大名作『忠臣蔵』を上演するために愚かしいほどに芝居作りに情熱を傾け奔走する演劇人たちの物語。そこに新感線45周年の歴史がセルフパロディやオマージュの形で散りばめられる。

左から『爆烈忠臣蔵~桜吹雪THUNDERSTRUCK』に出演する早乙女太一、向井理、小池栄子(8月8日・大阪市内、Lmaga.jp撮影)

同劇団に参加するのが41年目、今年12月に還暦を迎える古田について、小池は「狂気みたいなものをすごく感じる役者さん。こないだアクションのシーンがあったんですけど、ちびりそうになっちゃって!普段こんな穏やかなのに、こんな目を見たことがなくて。声をはるとかじゃくて…静かだけど炎が燃えてるって感じで。古田さんの芝居を見ているとすごく勉強になる」と絶賛した。

早乙女も「僕も前回と前々回に刀を交わらせてもらって、対峙したときの大きくなる感じ。怪獣が現れたというか…ただ立ってるだけで、何もしてないのに(何もしてなくはないよ!と周りからツッコミが入る)、ずるいよなって。色っぽさがある」と続けた。

左から『爆烈忠臣蔵~桜吹雪THUNDERSTRUCK』に出演する早乙女太一、向井理、小池栄子、古田新太、主幸・いのうえひでのり(8月8日・大阪市内、Lmaga.jp撮影)

同劇団3度目の出演となる向井は「難しいですけど…」と前置きし、「僕のなかでは勝手に良くも悪くも昭和の俳優。昨日(の稽古では)悪い面しかみなかったんですけど(笑)。なかなか今、珍しいと思います。SNSが発達して、色んなことが発達したこの時代に、昭和のまんま生きてられてるっていうことがすごいと思いますね」と古田に目をむけた。

3人のコメントをうけ、古田は「この3人はよく新感線に出てくれていて、素晴らしいのは3人ともすごくフラットにやってくれる。たまに『気持ちが…』とか言い出すやつもいて。お前の気持ちは知らんがな!ボケ!…って言うのが、(向井)理が言う俺の昭和なところだと思います」と笑いながら明かした。

左から『爆烈忠臣蔵~桜吹雪THUNDERSTRUCK』に出演する古田新太、主幸・いのうえひでのり(8月8日・大阪市内、Lmaga.jp撮影)
左から『爆烈忠臣蔵~桜吹雪THUNDERSTRUCK』に出演する古田新太、主幸・いのうえひでのり(8月8日・大阪市内、Lmaga.jp撮影)

古田、小池、早乙女、向井のほか、橋本じゅん、高田聖子、粟根まこと、羽野晶紀、橋本さとしらが出演する『爆烈忠臣蔵~桜吹雪THUNDERSTRUCK』のチケットは一般S席1万6800円ほか、ヤングチケット(22歳以下対象)2200円など。大阪公演は9月7日・10時より発売開始。

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