暑すぎる大阪から脱出!北海道のリゾナーレで36時間のストイック旅に挑戦→予想外の結果に[PR]

2025.7.31 08:00

「リゾナーレトマム」で北海道満喫36時間!

(写真48枚)

トマムに来たからには・・・と楽しみにしていたのが「雲海」だ。雲海とは、山などの高い場所から雲を見下ろせるという自然現象のこと。普段は見上げるだけの雲を見下ろすという神々しい体験だが、ここトマムでは山頂付近に「雲海テラス」という専用の施設があるのだ。

実は毎晩ホテルのロビーで「雲海講座」もおこなわれ、聞くところによると雲海は自然現象ゆえにどうしてもその日の気候に左右されてしまうとか。シーズン中であっても見られる確率はだいたい40%とのことで、これはもう天に任せるしかない。

公式サイトでは毎日「雲海発生確率」が発表される
公式サイトでは毎日「雲海発生確率」が発表される

朝の4時ごろ、眠い目をこすりながらまずは「雲海テラス」に向かうためのゴンドラに搭乗。雲をのぞめる標高1088mへ向かうということで、みるみるうちに高度が上がっていく。ミニチュアのように小さくなっていく建物、ゴンドラの中にいても聞こえる野鳥のさえずり、雲海にたどり着く前からすでに大自然を体感できた。

ゴンドラから見下ろす景色にすでに大興奮。雲海、現れそうだが…
ゴンドラから見下ろす景色にすでに大興奮。雲海、現れそうだが…

そして山頂に到着。この日は霧がかっており、テラスはどことなく幻想的な雰囲気が漂っていた。一瞬、「これが雲海?」と勘違いしてしまったのだが、違うらしい。

薄い霧で覆われたテラス
薄い霧で覆われたテラス。これは雲海・・・ではないとのこと

そこからさらに頂きを目指して歩いていくのだが、ただ山道を歩くだけではないのが「星野リゾート」スタイル。テラスでは「Cloud9計画」として、山頂までに景観を活かしたスポットが設置されているのだ。

理想
雲海をのぞみつつゆったり景色を楽しむ「Cloud Bar(クラウドバー)」(写真提供:星野リゾート)
本来は雲海をのぞみつつゆったり景色を楽しむ「クラウドバー」だが、高所恐怖症気味ということもあり背中に緊張感が漂う
高所恐怖症気味ということもあり背中に緊張感が漂う

高所恐怖症の筆者はちょっとした怖さを覚えるほどの絶景だが、少しでも退屈させないぞという施設側の気持ちが伝わってくる。約3mのチェアから山々を見下ろす「Cloud Bar(クラウドバー)」や、展望台からせり出した巨大ハンモックに乗りまるで雲の上にいるような気持ちを味わえる「Cloud Pool(クラウドプール)」など、各所で写真を収めつつ山頂に向かう。 

理想
巨大なハンモックのような「Cloud Pool(クラウドプール)」。雲の上に浮かんでいるよう(写真提供:星野リゾート)
底が網状になった「クラウドプール」におそれをなし、入り口部分でステイしてしまった
底が網状になった「Cloud Pool(クラウドプール)」におそれをなし、入り口部分でステイしてしまった

そして肝心の雲海だが、この日は残念ながら現れず・・・。せっかくだから見たかったという思いは捨て切れないが、そこに至るまでの道程がスリリングだったので不思議とガッカリ感は少ない。気象条件がそろったときに奇跡的に見られるダイナミックな雲海、次回があるならぜひとも巡り合いたい。

理想
雲の形をしている「Cloud Walk(クラウドウォーク)」(写真提供:星野リゾート)
理想
2025年7月に誕生したばかりの「Cloud Round(クラウドラウンド)」(写真提供:星野リゾート)

帰路につく前に、「雲Cafe」でしばし休憩。その名の通り「雲」をテーマにしたお店で、ふわふわ柔らかな雲をイメージした「雲ソフト」や、青空と雲のカラーリングが鮮やかな「雲海オレ」など、写真映え抜群のメニューをいただく。

ふわふわの「雲ソフト」
ふわふわの「雲ソフト」(700円)
雲や空をイメージしたメニューは、ビジュアルだけでなくもちろん美味!
雲や空をイメージしたメニューは、ビジュアルだけでなくもちろん美味!

ほかにも雲海ポストからハガキが送れる「雲の郵便屋さん」や、展望台や雲海テラスにちなんだチャームがかわいい「雲みくじ」など、雲海が見られなくとも十分に満喫できた。

雲海の仕組みについて説明してくれるスタッフさん
この「雲海テラス」を訪れた人だけが引ける雲みくじ
「雲海テラス」を訪れた人だけが引ける雲みくじ

下山後はビュッフェダイニング「hal(ハル)」で朝食をいただく。この時点でまだ朝の6時ごろ。トマムで過ごす時間はなんと濃密だろうとしみじみ噛み締めた。

その場で仕上げるフレンチトーストやサーモン料理など、朝から悩ましいほどのメニューが楽しめる
名物「サーモンといくらの親子丼」
名物「サーモンといくらの親子丼」を朝から贅沢に!

2日目もやはり「PLAY HARD」ということで、早朝からファームエリアに向かい『モーモー学校』に参加する。その名の通り牛の生態や牛乳について学べるアクティビティなのだが、実際に牛たちが過ごすエリアに入って牛追い体験ができる。

「モーモー学校」で牛追いをするスタッフ
「モーモー学校」で牛追いをするスタッフ
本当はきゃっきゃとはしゃぎたいところだが、ここまで牛に近づく経験がないためただただ圧倒された
本当はキャッキャとはしゃぎたいところだが、ここまで牛に近づく経験がないためただただ圧倒された

基本的にはのんびり穏やかな牛たちといえど、やはり実際に近づくと迫力満点。本物の牛のサイズ感に圧倒されつつ、声掛けをしたり手を叩いたりと別の牧草地へと導いていく。

紙芝居とクイズを交え、わかりやすく牛や牛乳について教えてくれるスタッフ
紙芝居とクイズを交え、わかりやすく牛や牛乳について教えてくれるスタッフ

その後は個体別の牛乳を飲み比べしながら、「1本の牛乳ができるまでに関わる牛の数」や「牛乳の味はどうやって変わるのか」などを紙芝居形式で教えてもらう。先程まで近くにいた牛の乳をいただくので、普段飲む牛乳より格段に「いただきます」という殊勝な気持ちになれた。

牛乳を飲み比べ。ただ味を楽しむのではなく、学びを深めながらいただくのがモーモー学校流
3頭の牛「ベル」「ネル」「オハナ」の牛乳を飲み比べ

ファームから帰る途中、生まれたばかりの子牛を散歩させているところにも遭遇。犬の散歩ならぬ子牛の散歩に出会えてしまうのがトマムなのだ。

すぐ疲れてしまうのか、散歩途中で歩くのを拒否してしまう子牛
すぐ疲れてしまうのか、散歩途中で歩くのを拒否してしまう子牛

そうこうしているうちにチェックアウトの時間が迫るのだが、その前にお土産を選ぶことに。

地味にうれしいポイントとしては、ホテル内にもさまざまな北海道名物が揃ったお土産ショップがあるところだろう。お馴染みの「六花亭」をはじめ、ホテル限定のお菓子やバッグ、ステーショナリーも充実している。

さらにヨーグルトやチーズといった乳製品も購入できるのだが、なんとこちらの商品にもトマム牛乳が使用されているのだ。つい先ほど触れ合った牛たちの牛乳がここにも・・・と感動。

旅の最後、やはりトマムを感じられるお土産はどうしても欲しくなる

「ここでしか買えない」というアイテムに弱い筆者はお土産を買い込み、いよいよ帰りのバスに乗り込む。スタッフ陣による温かな見送りに名残惜しく思いつつ、トマムをあとにした。


どんだけあるん?「リゾナーレトマム」のアクティビティ

今回の旅では、トマムをよく知るホテルスタッフによるアドバイスのもと、2日間の日程に要素をつめられるだけつめこんだスケジュールに挑戦してみた。

ただ!

ハンモックに揺られながら本物の羊を数えてお昼寝もしたかったし、全長30mの大きさの巨大牧草ベッドで寝転びながら牛を眺めたかった。建築家・安藤忠雄による「水の教会」(朝と夜に見学可能)にも行きたかったし、温水プールの「ミナミナビーチ」(宿泊客は利用無料)で泳いで、水上スポーツもやってみたかったし、そのあと露天風呂「木林の湯」でもゆっくりしたかったし、GAOアウトドアセンターでは釣りも体験してみたかった。8月末まで開催している「メロンシャンパンテラス」で「赤肉の贅沢かき氷」を食べながら優雅な時間を過ごしたり、まきばのたきびでチーズスモアを作って食べたかった。「モーモー学校」と同じ時間帯に、羊やヤギに餌やり体験できる「モーニングファーム」もあって、今回特別に体験したけどめっちゃ楽しかったから絶対やるべきだし、仔牛たちがごくごく牛乳を飲む姿を見学できる「仔牛のごくごくタイム」も見たすぎる(早口)。

子ヤギたちがかわいすぎた…
ファームエリアにいる子ヤギたち。かわいすぎた…ゆっくり時間をかけて眺めるべき…
勝手に物静かなイメージを抱いていた羊たち。こんなにパワフルなんだ…と意外な羊の生態に触れられた
「モーニングファーム」の様子。こんなにパワフルなんだ…と意外な羊の生態に触れられた

まだまだやりたいことだらけで、次はせめて2泊3日で(それでも足りない!?)、と思っている。もしトマムを訪れる機会があるなら、ぜひとも余裕あるスケジュールを組んで北海道の自然や食を満喫してみてほしい。

取材・文/つちだしろ
写真/Lmaga.jp編集部
提供/星野リゾート

「リゾナーレトマム」

住所:北海道勇払郡占冠村中トマム
<車>新千歳空港から約100分、 トマムICより約5分
<電車> 新千歳空港より約90分、JRトマム駅より無料送迎バスで10分

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