松竹芸能のベテラン…海原はるか・かなた、芸歴55周年で新たな挑戦

6時間前

海原はるか・かなた。全国区に名が知れ渡るきっかけになったギャグも披露(6月23日・大阪市内)

(写真6枚)

2025年で結成55周年を迎えるベテラン漫才師 海原はるか・かなたが2日間にわたる記念公演をおこなう。6月23日、「松竹芸能」の本社(大阪市中央区)にておこなわれた記者会見では「もうノーサンキューは絶対ない」「若い人と接するのが一番」など、今の思いを明かした。

かつて大阪にあった俳優養成所「明蝶芸能学院」で出会いコンビを結成、数々の舞台やメディアで活躍してきた2人。近年では、かなたがはるかの髪の毛に息を吹きかけるギャグでも知られている。

海原かなた
海原かなた

そんな芸人人生の節目となる公演に際し、はるかは「今、本当に幸せな人生を歩めてるなぁ、と。77歳になってこんなに幸せでええんかなという、そんな感じでこの55年のイベントを迎えることができるのはありがたいことやと思います」。

かなたは「55周年という節目なんですが、これも一つの記録。記録はいつか必ず誰かが破るものでございますが、できたら60年いけるとこまでいってみたいなというのが今の気持ちです」と意気込みを見せた。

公演をおこなう8月は2人がコンビ結成をした月だとか(6月23日・大阪市内)
公演をおこなう8月は2人がコンビ結成をした月だとか(6月23日・大阪市内)

熊本県出身でもともと役者志望だったこともあり、当初は漫才師としての言葉使いや衣装などに苦労していたというはるか。「最初は本当に彼(かなた)に色々と助けてもうたんで、それで55年やってこれたっていうのは感謝しかないですよね。でも僕的に自慢したいのは、相方を選んだのは僕や!という(笑)。これは僕の目も間違ってなかったかなという、うれしい気持ちでもあります」と相方愛をのぞかせた。

海原はるか
海原はるか

また、以前からTikTokでの生配信やInstagramでの投稿などをおこない、若者文化も積極的に取り入れている2人。いずれもマネージャーに勧められたといい、「もうノーサンキューは絶対ないです。こんなことやりましょう!って言われたら、それには絶対乗っかって。やっぱりマネージャーさんっていうのは芸人が少しでも輝くようにと考えていろんな行動やスケジュールを組んでくれてると思うんで」とかなた。

はるかも、「老けないためにはどうしたらいいかと言うたら、もう若い人と接するのが一番ですからね」と応じていた。

コンビ結成55周年を記念し、公演をおこなう海原はるか・かなた。左から海原かなた、海原はるか(6月23日・大阪市内)
コンビ結成55周年を記念し、公演をおこなう海原はるか・かなた。左から海原かなた、海原はるか(6月23日・大阪市内)

『海原はるか・かなた芸歴55周年記念公演 はるかなEXPO55』は、松竹芸能の本拠地「DAIHATSU 心斎橋角座」にて8月23日・24日におこなわれる。チケットは前売5000円、当日5500円、通し券は9000円。6月24日朝10時より、チケットぴあにて発売開始。

取材・文・写真/つちだ四郎

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