「コレがやりたかったの!」ミッドサマーin 万博、参加者大興奮

5時間前

夏至祭りのイベントがスタート(大阪・関西万博:6月20日)

(写真10枚)

「え、無事に帰ってこれるんですか?」「72歳の人が行ってもアッテストゥパンされないか不安」「怖すぎる・・・」とSNSで話題になったイベントが、『大阪・関西万博』の「北欧パビリオン」で6月20日に開催された。

イベントは、スウェーデンを中心に北欧でおこなわれる伝統的な夏の風物詩「ミッドサマー(夏至祭)」を体験できるというもの。多くの人が連想してしまったのが、ホラー映画の『ミッドサマー』(2019年公開)。あまりの反響に、北欧パビリオンは公式SNSで、「ミッドサマー(怖くないやつ)」と補足する事態に・・・。

朝イチから大行列(大阪・関西万博:6月20日)
朝イチから大行列の北欧パビリオン(大阪・関西万博:6月20日)

当日は、伝統音楽の生演奏とダンス、デンマークのフローリスト、ニコライ・バーグマン氏のチームによる花冠ワークショップが「北欧パビリオン」の3階カフェでおこなわれた。最初の11時半の回は、想定以上に多くの人が並んだため、早々に入場を締め切る大盛況に。

輪になってください、と呼びかけられ徐々に大きな輪ができた(大阪・関西万博:6月20日)
輪になってください、と呼びかけられ徐々に大きな輪ができた(大阪・関西万博:6月20日)

会場では、伝統的な衣装を着たプレーヤーによる伝統音楽の生演奏があり、「スウェーデン風グッブローラ」や「スカーゲントースト」などの特別メニューが販売された。

演奏が終わり、「参加者全員で手をつなぎ輪になってのダンスが始めましょう」と声がかかると、「きたぞきたぞ・・・」といった感じでザワザワ。参加者のひとりは「これがやりたかったの~!」と大きな声で喜びを表現。他の参加者たちも手をつなぎ次々にダンスに加わった。

手をつないで輪になっておどりましょう(大阪・関西万博:6月20日)
手をつないで輪になっておどりましょう(大阪・関西万博:6月20日)
手をつないで輪になっておどりましょう(大阪・関西万博:6月20日)

このダンスを踊るために会社を休んできたという参加者の女性は、「インスタグラムでこのイベントを知って、どうしても参加したくて。映画の『ミッドサマー』のファンで、今日のために昨日、再履修して(もう一度観て)来ました。映画にも出て来たこのダンスを絶対踊りたかったんです。朝からもうクライマックスですよ。参加できてとても嬉しい!」と大興奮。

同じく映画ファンだという女性と一緒に踊って知り合い、意気投合して盛り上がっていた。

夏至祭にどうしても参加したいと張り切って参加した映画「ミッドサマー」ファンのおふたりは今知り合ったばかりで意気投合(大阪・関西万博:6月20日)
贅沢にも生演奏で踊ります(大阪・関西万博:6月20日)
贅沢にも生演奏で踊ります(大阪・関西万博:6月20日)

花冠のワークショップも多くの人が参加。作り方の説明を受けてから、切り揃えた草花を頭部サイズに合わせたワイヤーにくくりつけるとミントの爽やかな香りが会場に広がった。

素敵な植物が用意されていた(大阪・関西万博:6月20日)
素敵な植物が用意されていた(大阪・関西万博:6月20日)
素敵な植物で花冠を作りました(大阪・関西万博:6月20日)

参加した女性は、「ニコライ・バーグマンさんのワークショップなんて貴重な体験ができてとても嬉しい。きれいなドライフラワーになったらいいのですけど」と声をはずませていた。

花冠が完成!(大阪・関西万博:6月20日)
花冠が完成!(大阪・関西万博:6月20日)

こうして、怖くないミッドサマー夏至祭イン万博は大盛況。このあとも「北欧パビリオン」で、夏至にちなんだイベントが複数開催された。しかし、世間のざわつきもなんのその、参加者全員が、無事に帰還したと思われる。

なお21日には、『梅田ミッドサマー』を「LUCUA 1100 」地下1階で17時から開催予定。

取材・文・写真/太田浩子

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