傘で体感マイナス6度? 大阪・梅田で1万2000本超えの傘祭り

2025.6.12 17:15

会場の様子

(写真13枚)

人気催事『阪神傘まつり2025』が、百貨店「阪神梅田本店」にて6月16日まで開催中。同催事では、約1万2000本の傘が勢揃いする。

■ 暑さ&紫外線対策+デザイン性も高い傘たち

年々強くなる紫外線や猛暑の日々…ひとり1本、日傘を持っているのが当たり前ともいわれるこの時代に、同催事では多彩な傘をスタンバイ。今年は、傘を開くだけで「体感温度マイナス6度」になる夏にぴったりの傘商品から、紫外線などから「100%遮光」で肌を守るものなど、日傘だけでも約7000本の商品が並ぶ。

「ホワイトローズ」の晴雨兼用傘(2万6400円)。熱を宇宙に逃がす「SPACE COOL」の放射冷却技術を使用し、体感温度マイナス6度の涼しさを実現
「ホワイトローズ」の晴雨兼用傘(2万6400円)。熱を宇宙に逃がす「SPACE COOL」の放射冷却技術を使用し、体感温度マイナス6度の涼しさを実現
「小宮商店」の日傘(88万0000円)は販売予定数1本現品限り。明治時代初期に高級装飾品として流行したオンブレル(日傘)を職人が手仕事で再現
「小宮商店」の日傘(88万円)は販売予定数1本現品限り。明治時代初期に高級装飾品として流行したオンブレル(日傘)を職人が手仕事で再現

また、元々は視覚障がい者のために作られた雨音が消える傘や、職人が数少ない資料を元に約6年かけて上質なシルクで作った販売予定数1本のみの88万円の高級品、さらに着物をリメイクして作ったデザインがかわいいものまで、職人技が光るものがバラエティ豊かに勢揃い。

「丸安洋傘」の晴雨兼用長傘(1万9800円)。 視覚障がいの方からの声で作られたサイレントアンブレラ。二重構造で雨滴の音を軽減し、周りの音も聞き取りやすく。職人が手作りで作り上げる。売場で実際に雨音の変化を体験できるブースも
「丸安洋傘」の晴雨兼用長傘(1万9800円)。視覚障がいの方からの声で作られたサイレントアンブレラは二重構造で雨滴の音を軽減。職人が手作りで作り上げる。売場で実際に雨音の変化を体験できるブースも

開幕日当日は大阪の梅雨入りの影響もあり、大雨だったのにも関わらずお客さんで大盛況。14時から開催された傘ソムリエ・土屋博勇喜さんによる注目の商品や傘の使い方に関するトークショーにも多くの人が集まっていた。土屋さんいわく「晴雨兼用傘が年々増加し、標準装備になってきています。その(傘に)+アルファで何の機能を入れるかが今のトレンドになっています」とコメント。会場には晴雨兼用傘はもちろん、放射冷却や軽さなど、各社でも機能性&実用性に特化した商品も多い。

傘ソムリエ・土屋博勇喜さんのトークショーの様子
傘ソムリエ・土屋博勇喜さんのトークショーの様子

同催事は「阪神梅田本店」8階催事場にて、6月16日までの開催。営業は10時〜20時まで。傘ソムリエトークショーは11日のみ。イラストレーター 寺田順三氏の絵本「かさのえかきさん」紙コラージュワークショップは14日11時〜・14時〜も実施。ほか詳細は公式サイトにて。

  • LINE

関連記事関連記事

あなたにオススメあなたにオススメ

コラボPR

合わせて読みたい合わせて読みたい

関連記事関連記事

コラム

ピックアップ

エルマガジン社の本