45周年「劇団☆新感線」×「宝塚」2作が千秋楽…運命の6月1日

宝塚歌劇団星組トップスター・礼真琴の退団公演となる『阿修羅城の瞳』『エスペラント!』6月1日千秋楽公演は本編後にサヨナラショーも上演
「宝塚大劇場」(宝塚市)と「SkyシアターMBS」(大阪市北区)で、それぞれ上映中の2つの「劇団☆新感線」作品が、6月1日に千秋楽を迎える。宝塚歌劇団星組トップスター・礼真琴率いる星組公演『阿修羅城の瞳』と、元宝塚歌劇団花組トップスター・柚香光主演の『紅鬼(あかおに)物語』だ。
礼と柚香は宝塚音楽学校に95期生として入学した同期で、トップ就任時期も近く、ともに切磋琢磨してきた間柄。そんな、ふたりがそれぞれ主演する「劇団☆新感線」作品は、礼は宝塚歌劇の退団作品となり、柚香は宝塚歌劇卒業後の初舞台作品となる。
公演発表時には「同時期に同期のお二人が主演されることがとてもアツい」「両方観ろよな!の圧としか思えん」とSNS上でも盛り上がりをみせた。時を同じくしてふたりが主演する「劇団☆新感線」作品が上演されているだけでも、不思議な縁を感じるが、「宝塚大劇場」と、「SkyシアターMBS」の千秋楽まで同じ日とは、運命すら感じる。もしかして妖術、緋の糸しばり・・・?
◆ 全く異なる魅力を持つ2作品を見比べる面白さも!

『阿修羅城の瞳』は、「劇団☆新感線」で過去3度上演された人気作品。宝塚の座付き演出家の小柳奈穂子の潤色・上演台本・演出で「いのうえ歌舞伎」と呼ばれる独特の世界観を宝塚版として上演。礼は、過去に古田新太、市川染五郎(現・松本幸四郎)が演じた、安倍晴明の弟子で「鬼殺し」の異名を持つ病葉出門役に挑戦している。再再演時に天海祐希が演じた「闇のつばき」役は男役スター・暁千星が演じる。
『紅鬼物語』は45周年興行として上演されている新作で、平安の世が舞台。柚香は鬼でありながらも、人間を愛する紅子役を演じ、妻であり、母であるという、宝塚時代の男役のイメージとは全く異なる新境地に挑んでいる。
この2作品は鬼と人との愛の物語という共通点があり、実際に観劇した人からは、「同じ新感線で同じ鬼を題材にして、ここまで違う作品になるの・・・なんかすごいな」という感想もあがっている。どちらも礼と柚香の身体能力の高さを活かした迫力のある殺陣が堪能でき、軽快なコメディパートもイキイキと演じているが、礼と柚香のパワーの発し方も少年漫画と少女漫画くらい違うし、舞台の使い方など演出面も大きく異なる。
礼真琴という圧倒的存在感をもつスターを柱としながらも、星組生全員が同じベクトルに向かう宝塚ならではのまとまりの良さを感じる『阿修羅城の瞳』。新たな一面をみせる柚香光はじめ、鈴木拡樹、喜矢武豊、早乙女友貴、粟根まことらの個性がバチバチにぶつかり合う新作の『紅鬼物語』。両作が同時に上演されている今だからできる、見比べもおススメだ。
いずれも大人気の「チケ難」公演のため、劇場での生観劇が叶わない人は、どちらもライブビューイングが実施されるので、そちらもチェックしてみては?
◆ ライブビューイングの詳細は…?星組公演はサヨナラショーも配信
6月1日・13時からの宝塚大劇場星組公演『阿修羅城の瞳』『エスペラント!』千秋楽の全国各地の映画館でのライブ・ビューイングの料金は5200円(来場者特典「メモリアルチケット」付き ※一部の映画館ではすでに売り切れも出ているため、詳細は公式ホームページで確認を)。またライブ配信は「RakutenTV」「U-NEXT」で1日・13時30分まで購入可能で、視聴料は4000円。本編終了後の礼真琴サヨナラショー、最後の挨拶まで中継される。
劇団☆新感線 いのうえ歌舞伎【譚】Retrospective『紅鬼(あかおに)物語』は、東京「シアターH」での7月8日・12時公演、17時30分公演が、全国各地の映画館でライブビューイングの対象となる。料金は4700円。こちらも詳細は公式ホームページで確認を。
文/Lmaga.jp編集部
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