滝音&エルフ荒川も驚愕、映画「ゆとりですがなにか」の魔力 [PR]

映画『ゆとりですがなにか インターナショナル』について語った滝音とエルフ・荒川(中央)
野心がない、競争意識がない、協調性がない・・・。社会から「ゆとり世代」と名付けられたアラサー男子3人が、仕事に家族に恋に友情に、迷い、あがきながらも懸命に立ち向かう姿を描いたドラマ「ゆとりですがなにか」(2016年)。
その話題作が心にゆとりを忘れつつある令和の時代に満を持して映画化されることに。岡田将生、松坂桃李、柳楽優弥の日本を代表する超豪華トリオと、脚本:宮藤官九郎、監督:水田伸生の最強クリエイター陣が再び集結した。
そこで今回、「ゆとり第一世代」にあたるお笑いコンビ・滝音(さすけ、秋定遼太郎)と、「ゆとり第三世代」のエルフ・荒川による、ゆとりのためのゆとりですがなにか座談会を実施。30代半ばとなった新時代の『ゆとり』を見て、3人はなにを感じたのか。思う存分語ってもらった。
◆「心に残る言葉がいっぱいあって」(荒川)
秋定「いやぁ、面白かった。ドラマもリアルタイムで観てて大好きなんです。放送が7年前やから最初はスッと入れるか心配やったけど、全然問題なく笑えた」
さすけ「ドラマを観返してないんや?」
秋定「本来、プロであればやるべきやねんけどな」
──滝音のおふたりは、いわゆる「ゆとり第一世代」です。特に秋定さんは、主要人物の3人、坂間正和(岡田)、山路一豊(松坂)、道上まりぶ(柳楽)と同い年という。

秋定「俺が1987年生まれで、ちょうどゆとり教育が始まった年なんですよ。高校のとき、いちばん最初のゆとり世代が大学受験をするってニュースになったもん」
さすけ「ゆとり世代ってよう言われたな。まだギリ、円周率3.14でしたね。荒川はもう3やったんちゃう?」
荒川「いえ。私も3.14でした」
──「円周率3」って幻でしたけど、当時はゆとりを象徴した言葉として広まりましたね。
秋定「俺らゆとり世代のなかでも、『さすがに3はやり過ぎや!』ってなったもん」
さすけ「荒川はドラマ見てたん?」
荒川「私はドラマ観てなくて、この映画が初めてだったんですけど、テンポ感がすごくて、ジェットコースターみたいでした。でも、心に残る言葉がいっぱいあって。社会のいろんな問題を身近な話として取り入れつつ、それぞれの世代の意見もちゃんと入ってる。なんか、この映画を観たら楽になりました」

さすけ「(荒川のスマホのメモを見て)おぉ、めっちゃ感想書いてるやん!」
荒川「『ゆとりですがなにか』ってタイトルは知ってたけど、こんなにいろんなテーマを扱ってるんやってびっくりして」
さすけ「ドラマもそうやったから。パワハラや不法滞在、不倫や家庭内の不和まで。この映画ではLGBTQや国際問題までも扱ってるし」
荒川「そうなんですよ。私らの日常にありがちなテーマを、いい部分もイヤな部分も美化せずに全部リアルに描いていて。しかも、いろんな世代の目線になってて、それを笑いにしているから、そっか! そんねん気にせんでもいいんやって」
さすけ「ひとつじゃないからな、答えが。それぞれの考え方が描かれてて。それって今で言うところの多様性やんな」
──みんなそれぞれの考えがあっていいやん、という。宮藤官九郎さんの脚本は、これが正解だとは決して言い切らないですよね。
秋定「そうそう。そういう身近な問題を、ええ塩梅で軽く扱ってくれるのがいいねん。あまりに真剣に捉えすぎると、LGBTQってむずかしいやん。それぞれの立場や想いもあるし」
荒川「(松坂演じる教師の)山路の教え子たちが、センシティブになりすぎてた私をバーンと解放させてくれたというか。今って、発言に対してめちゃくちゃ敏感にならざるを得ないじゃないですか。その発言のひとつひとつがどう見られるか気になりすぎて、めっちゃしんどい時期もあったんですけど・・・」
さすけ「小学生たちが救ってくれた?」
荒川「彼女たちが言ってた『わかりみが深い』って、自分もよく使うんで。それでいて、子どもがみんな分からんと思わんとってな、というメッセージ性も感じるし」

秋定「ボケもよかったよな。山路が教え子に対して『小学生A、B、C』って言うたやん。あれ、結構な問題発言やけど、その後、しょうもないことをする自分たちのことを『そういうところがABCって言われるんだよ』って(笑)。あれはすごかったなぁ」
さすけ「もう、気を抜いた瞬間に小ボケをガンガン挟んでくるからな」
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