葵わかな「答えを知りたいと思うから、前に進もうとする」

ミュージカル『アナスタシア』で主演を務める葵わかな
コロナ禍による興行の自粛で、上演が叶わなかった舞台が次々に日の目を見ている昨今。2020年に東京で日本初演されたものの、そのあとの大阪公演は中止になってしまったミュージカル『アナスタシア』もまたそのひとつ。
主人公・アーニャを演じるひとり・葵わかなは、この舞台以降も『パンドラの鐘』などのストレートプレイや、『三千円の使いかた』(CX)などのドラマで主演。確実にひと回り大きくなった状態で、3年ぶりのアーニャに挑む彼女に、『アナスタシア』の魅力から、なじみ深い街・大阪でやりたいことまで、いろいろ語ってもらった。
取材・文/吉永美和子 写真/バンリ
● 「止まっては再開の繰りかえし・・・本当に大変だった」
──『アナスタシア』は記憶喪失の女性・アーニャが、実はロシア革命時に処刑されたはずの皇女アナスタシアでは?・・・というミステリー色の強い物語を、高精細の映像や壮大な音楽で描くという、スケールの大きなミュージカルです。初演を大阪で観られなかったのは、非常に残念でした。
東京公演も(公演が)止まっては再開するの繰りかえしだったので、本当に大変だった記憶があります。作品の方は、こなさなければいけないタスクというか、決まりごとが多く、難しかったです。舞台装置、音楽、照明など全てのタイミングが一致しないと、お話が進んでいかないので。

──舞台機構が複雑なのは、観ている分には楽しいのですが、やる方は大変そうです。
でも、いろんな細かなものが作用して、大きな1つのストーリーが流れていくというのは、本作のとても素敵なところ。私自身は、1個のピースとして、完ぺきにそれをやり遂げたいと思っていました。だから初演では、決まりごとを丁寧にやっていくことにすごく集中していて、役の方は「もっと深めたかった」というところで、終わってしまった感じでした。

──では今回の再演では、そこが課題になるでしょうか?
一度経験している分、役も歌も、もっと深めていける部分は確かにあると思います。さらに(初演から)3年も経つと、経験を培ったことで考え方が変わった部分が、(キャストの)みんなそれぞれあるはず。「3年」って数字では短いけれど、やっぱりあるのとないのとでは全然違うと思います。「これだ!」という違いは、まだ明確に言葉にできないのですが・・・演出スタッフの方も変わられて、そういう意味でもまた新しい風が吹いているので、前回とは違うスタンスで稽古に臨めているような気がします。
──アーニャといえば、一幕最後のソロナンバーは非常にすばらしい曲で、歌いきった瞬間はすごく気持ちいいだろうなあ・・・と思ったのですが、実際はいかがですか?
いやもう、そんなレベルではないです。大変すぎて(笑)。アーニャは一幕で1度も休みがなく、しかも一生けん命がむしゃらに走っている役なので、体力的にすごく厳しい。「疲れたー」ってなったときに、あの最後のナンバーなんです。
しかも物語にとって、本当に大事な曲。それを歌うというプレッシャーと、体力の限界の両方を感じつつも、でもやっぱりこの曲を届けたい! という気合もあいまって、いつも終わったときは「ああ、終わった・・・よかったー!!」という気持ちになってましたね(笑)。
ミュージカル『アナスタシア』
期間:2023年10月19日(木)〜31日(火)
会場:梅田芸術劇場 メインホール(大阪府大阪市北区茶屋町19-1)
料金:S席1万4000円、A席9500円、B席5500円、R席1万6000円※オリジナルグッズ付き
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