「オレ達の溝端淳平回」繊細な今川氏真像を演じSNS絶賛【どうする家康】

『どうする家康』第3回より、元康に「織田勢を打ち払え」と書状を送る今川氏真(溝端淳平)(C)NHK
松本潤が徳川家康を演じ、その厳しい選択だらけの人生を描きだす大河ドラマ『どうする家康』(NHK)。第12回『氏真』では、タイトル通り「武将・今川氏真(うじざね)」の最後の奮闘が描かれ、今回で一旦退場となる、氏真役の溝端淳平を称える声も相次いだ(以下、ネタバレあり)。
■どうする家康、氏真「まだまだ苦しめ」
武田信玄(阿部寛)に侵略され、駿府を逃げ出した今川家当主・氏真(溝端淳平)は、懸川城に籠城して家康と対決。4カ月も粘り続けるが、本多忠勝(山田裕貴)の槍で重症を負い、付き添ってきた正室・糸(志田未来)を脱出させて、総掛かりで打って出る覚悟を決める。しかしそこに、家康がわずかな家臣を連れて、ひそかに氏真の説得に訪れた。
桶狭間の直前に、父・義元(野村萬斎)に「そなたに将としての才はない」と言われ、その言葉通り誰からも認められなかった絶望から、氏真は自害を試みる。しかし家康に付いてきた糸が、義元のその言葉には「あれに天賦の才はない。しかし己を鍛え上げることを惜しまぬ者は、いずれ必ず天賦の才ある者をしのぐ」という続きがあったことを、氏真に告げる。
それを聞いた氏真は、糸の実家・北条家に落ちのびる決心をし、家康にその手引きを頼む。「妻ひとりを幸せにしてやることならできるやもしれぬ」と語る氏真に、家康は思わず「あなたさまのように生きとうございます」と本音を漏らす。しかし氏真は「そなたはまだ降りるな。そこでまだまだ苦しめ」と微笑んで、糸と寄り添いながら城を明け渡すのだった・・・。
■父親の呪いの言葉、実は息子を認める前フリ
何不自由なくのびのびと育ち、将来も約束されていたお坊ちゃまが、父親の突然の死で状況が一転。仕事は全然上手くいかず、信頼していた部下たちも離れて、とうとうライバルに潰されて、夜逃げ同然で妻の実家に逃げ込んだ・・・こうやって書くと、現代でも結構似たようなケースがありそうな、今川氏真の孤独な戦いが描かれた第12回。しかしその辛さから、ようやく解放された回でもあった。
まずは懸川城にこもり、武田信玄もビックリな4カ月籠城を達成。しかも自ら戦闘の前線に立ち、弓までいかける姿に「後方司令官としては駄目でも、前線指揮官としては優秀なタイプであったか」「なんで今まで弱かったの? 家康相手にはめっぽう強いじゃん」などの、驚きの言葉が多数。
そして父親の「将の才はない」という呪いの言葉が、実は息子の実力を認めるための前フリだったというのには、「父の言葉が逆に氏真を4カ月も粘らせていた。裏を返せば義元の言葉が死して後に氏真を成長させた」「父に認められていたと知り、爽やかな笑顔で、妻と生きる事を決めた氏真は、ぼろぼろなのに魅力的」などの感動の声があふれた。
■神々しいほどの演技で体現した溝端淳平
一歩間違えば単なる憎まれ役になりかねなかった氏真だが、「才のある」家康へのコンプレックスからダークサイドに堕ちていく姿に、思いがけず共感の声が集まった。さらに死を覚悟したクライマックスで「滅びの美しさ」を神々しいほどの演技で体現した溝端淳平には、改めてスタンディングオベーションを送らねばならないだろう。

外見が華やかということもあり、どちらかというと影のない明るい役を得意とする印象があった溝端。しかし今回は、蜷川幸雄のシェイクスピア芝居で体得したスケールの大きな演技や、自身に与えられる役柄が身の丈に合わず悩んだ時期があったという経験を活かし、氏真というキャラクターの陰陽を見事に体現してみせた。
SNSでも「1話丸々、オレ達の溝端淳平回。最高だった」「光溝端と闇溝端の差がすごすぎる」「『信長の野望』での弱小イメージしかなかったから、傷つきやすく孤独で繊細な氏真を演じてくれた溝端淳平さんにはマジ感謝しかない」「溝端淳平さんの魅力を最大限活かした、溝端さんにしかできない氏真公」などの称賛の声が相次いだ。
また、思いがけず再登場となった義元役の野村萬斎に対しても「野村萬斎様、あっけなく退場と思いきや、凄い存在感の回でした」「萬斎さんと溝端くんは一度ニッコニコ仲良しな役でまた共演してほしい」「萬斎さん演出主演で今川義元の舞台化してくれませんかね」など、影のMVP的な声と、なんらかの形で義元役として戻って欲しいという声が聞かれた。
『どうする家康』は、NHK総合で毎週日曜夜8時から、BSプレミアム・BS4Kでは夜6時からスタート。第13回『家康、都へゆく』では、織田信長(岡田准一)が擁立した将軍・足利義昭(古田新太)の命で上京した家康が、明智光秀(酒向芳)や茶屋四郎次郎(中村勘九郎)など、そのあとの命運を握る人々に出会うさまが描かれていく。
文/吉永美和子
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