個性豊かなデザインが楽しい食器「印版手」、大阪で企画展

「印版手ってカワイイ(ハート)」をテーマにスタイリスト・東ゆうなさんが監修した『青の小部屋』
日常遣いの器として明治時代から昭和初期にかけて大量生産された陶磁器「印版手(いんばんて)」。1月21日から「大阪歴史博物館」(大阪市中央区)で開催の企画展『文明開化のやきもの 印版手』では、器に描かれたデザインの多様性を楽しめるコーナーが設けられている。
当時の風俗や流行を取り入れたさまざまな図柄を、型紙や銅版転写などの技法で転写する「印版手」。美しい青色、デザインの多様性、そして骨董市などでも安価に購入できることから愛好者も多い。同館が2017年、印版手コレクターとして知られる橋本忠之氏の印版手1129点の寄贈を受けたことから、今回、意匠や時代背景ごとにテーマを設け、紹介することに。

飛行船や気球、メートル法など西洋から入ってきた新しいものに戸惑うさまが描かれたものや、大阪の景観、動物や植物の図様など、約310点を展示。館長の大澤研一さんは、「西洋の文明に関わるものや当時の人々の暮らしなど、デザインは非常に多様です。1点1点じっと見てるといろんなことを語りかけてくるようで、おもしろい。目に焼き付けていただきながら、印版手の多様性を感じていただければ」と話す。
そのなかで、「印版手に馴染みのない世代に向け、もっと身近に感じてもらいたい」という同館の思いから、月刊誌『SAVVY』などの雑誌やカタログ、広告を中心に活動するスタイリスト・東ゆうなさんと同展がタッグ。東さんが「印版手ってカワイイ(ハート)」をテーマに監修した『青の小部屋』は、印版手を日々の暮らしに取り入れたときの風景が想像できるような展示となっている。

また2月11日以降の土日祝には、会場にて「印版手」を購入できるコーナー(出店店舗:アート啓、ギャラリー古鹿、骨董沙羅)も設けられるため、東さんは「印版手って普段遣いできるんだ、かわいいなと思ったら、物販コーナーでお気に入りを見つけて自分の暮らしに取り入れてほしいです」と勧める。
企画展の期間は3月21日まで(火曜休)、「大阪歴史博物館」6階の特別展示室にて。開館時間は朝9時半から夕方5時(入館は閉館30分前まで)。入館料は大人600円、高校生・大学生400円、中学生以下無料。
特別企画展『文明開化のやきもの 印版手』
期間:2023年1月21日(土)〜3月21日(祝・火)※火曜休
会場:大阪歴史博物館 6階 特別展示室(大阪市中央区大手前4-1-32)
時間:9:30〜17:00(入館は閉館の30分前まで)
料金:大人600円、高校生・大学生400円、中学生以下・大阪市内在住の65歳以上(要証明書提示)無料
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