5年振り「M-1」決勝へ…さや香、芸風を模索し手放したものとは

お笑いコンビ・さや香(左から新山、石井)
芸歴4年目、新鋭として挑んだ初の『M-1グランプリ 2017』決勝で7位。そこからは準々決勝敗退が続くも、昨年の敗者復活戦を経て、5年ぶりにファイナリスト入りを果たした、お笑いコンビ・さや香(新山、石井)。決勝へと返り咲くまでの期間、彼らは自分たちの芸を模索していた。
■「この延長線上に優勝はない気がした」(新山)
今年のファイナリスト発表時、しっかりと噛みしめるような表情を見せた2人に目を惹かれた。「絶対(決勝に)行ったんぞっていうギラギラした感じがあったというよりか、全力でやった結果がどうついてくるか、っていう感覚やったんです。準決勝も僕なりに出し切れた感じがあったので。でも(名前を)呼ばれたときは、みんなウケてるなかで『認められた』みたいな喜びがありましたね」と、石井は当時を振りかえる。
この5年間を問うと、新山は「賞を取ったりレギュラー番組が増えたり1年ごとに変化はしていったので、長いという感じはなかったですね」。2019年には上方演芸界において新人登竜門のひとつである『NHK上方漫才コンテスト』で優勝。その際に新山は「2017年の『M−1』に出たときのスタイルは基本的には捨てた」とコメントしていた。
「2017年の『M−1』でやった『歌のお兄さん』が、僕はもうこんな最高なネタはないって思っていたんです。出順も7番で、最終決戦確定や!って思ってたのに全然あかんかったんで。これはもう1回『M-1』出るなら変えないとって、そのときに思いましたね。この延長線上に優勝はない気がしたというか」

しゃべくり漫才はもちろん、歌ネタなどの動きがあるものなど、さまざまな引き出しがあるさや香。そして演技力や表現力の高さで、1つ1つのネタが強烈な印象を与える。固定のスタイルでネタを極めていくコンビもいるなか、これって大変なことではないのだろうか?
それに対し新山は、「大変というか、まだ見つかってないだけなんです。1回決勝の舞台を経験していけてるんで、自分のなかでラインがあるというか。ずっと試している漫才師は少ないかなと思いますね。見つからなくて1個のスタイルになるっていう場合も、もちろんあるとは思うんですけど」と話す。
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