カムカムエヴリバディ最終週振りかえり・2003-2025

るい(深津絵里)を抱きしめるアニーこと安子(森山良子)(C)NHK
ラジオ英語講座を軸に3世代にわたる女性の人生を描く、連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』(NHK朝ドラ)。4月9日は、本作の最終回を迎えた「2003ー2025」と題する第23週(4月4日〜4月8日放送)を振りかえる。
2022年(令和4年)、57歳となったヒロイン・ひなた(川栄李奈)はキャスティングディレクターとなり日本の俳優と海外映画との架け橋になっていた。2年ぶりに日本へ帰国したひなたは、2024年度に新たに開講されるラジオ英語講座の講師へのオファーを受ける。
時は遡り、2003年(平成15年)12月24日。『クリスマス・ジャズ・フェスティバル』の開催を翌日に控え、ひなたの両親のるい(深津絵里)と錠一郎(オダギリジョー)は、出演のためにトミー(早乙女太一)と岡山へと出発する。一方で、ひなた(川栄李奈)は「条映太秦映画村」でアニー(森山良子)の甥・ジョージ(ハリー杉山)と遭遇し、「もし良かったら」とフェスティバルのチケットを2枚手渡す。
そして迎えたフェスティバル当日、母・安子のためにステージで歌う決意をしたものの緊張で硬直するるいだったが、会場の「偕行社」には懐かしい面々が次々と訪れる。錠一郎が呼んでいたのは、大阪時代にるいが住み込みで働いていたクリーニング店の和子(濱田マリ)。そしてトミーは錠一郎のために、ジャズ喫茶「ナイトアンドデイ」の支配人・木暮(近藤芳正)を招いており、るいと錠一郎は号泣しながら恩人の2人との再会を喜ぶのだった。
控え室で両親たちが出演準備を進める傍で、ひなたはアニーが出演するラジオ番組に耳を傾ける。パーソナリティーからのインタビューに通訳を介して回答するアニーだったが、「黍之丞シリーズの映画を見ましたか?」という質問を受けると言葉に詰まってしまう。そして絞り出すような声で話し始めたアニーは、突然日本語で自らの過去を語り始めるのだった。

そして、ラジオで告白された過去と何度も繰りかえされた「るい」という呼びかけで、るいはアニーが自分の母・安子であることを知る。生き別れた母とラジオを通して再会したことに動揺するるいに代わり、仕事で面識のあるひなたが急いでアニーのもとへ向かうことに。
尊敬していたアニーが自分の祖母であることを知ったひなたは混乱しながらも、その日のうちにアメリカへ帰国するというアニーを引き留めるため、岡山から関西国際空港へと急ぐのだった。
アニーを追いかけて空港へと到着したひなただったが、その姿はすでになかった。意気消沈するひなたがふたたびクリスマスライブの会場へ戻ると、「偕行社」の前に佇むアニーの姿を発見する。思わず「おばあちゃん!」と呼びかけるひなただったが、アニーはひなたの姿を目にするや否やその場から走り去ってしまう。ひなたも急いで後を追い、2人は岡山の街を疾走する。

一方、会場では錠一郎とトミーのセッションが始まっていた。そしてステージで出番を待っていたるいの元に、親友の一子(市川実日子)が駆けつける。るいが「お母さん自身がもう私に会わへんって決めてるんなら、歌う意味あるんやろか」と一子に吐露するその頃、ひなたから逃げたアニーはかつての思い出の地の神社にたどり着く。
錠一郎たちのセッションは盛り上がりをみせ、いよいよるいの出番となる。かつて錠一郎が演奏したトランペットの音源に合わせ、『オン・ザ・サニーサイド・オブ・ザ・ストリート』を歌うるい。すると会場の扉が開き、ひなたがアニーをおぶってやってくる。そしてついに、生き別れていたるいとアニーこと安子は再会を果たし・・・。
◇
本作は、朝ドラ史上初となる3人のヒロインによる昭和から令和にかけての100年が描かれる家族の物語。4月9日はその最終週を振りかえる。11日からは、沖縄北部の「やんばる」地方で生まれ育ったヒロインが、ふるさとの沖縄料理を東京で広めるために奮闘する『ちむどんどん』がスタートする。
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