全国のミニシアターが集結、未来を見据えた子ども映画企画

オンライン会見に出席した主催者、支配人ら
全国7つのミニシアターで子ども向けの映画企画『夏休みの映画館』が8月21日よりスタート。そのオンライン会見が7月1日に開かれ、各館の支配人や主催者が思いを語った。
上映普及活動や映像教育をおこなう「コミュニティシネマセンター」や、ミニシアターの活動を支援する団体「SAVE the CINEMA」が全国のミニシアターに呼びかけて実現した同企画。賛同した関東や関西、九州など7つの映画館で、子ども向けの作品が複数公開される。
発案のきっかけについて、「コミュニティシネマセンター」の岩崎ゆう子氏は、「子どもたちに映画の楽しみを伝えていく、教育的なプログラムを実施することを使命に取り組んできました。そんななか、『ARTS for the future!』(文化庁がおこなう文化芸術活動支援事業)の支援を映画館も受けられることが分かり、このタイミングで子どもたちにミニシアターで映画の楽しさを伝えてみる価値があるのではと考えました」と語る。
コロナ禍で休館を余儀なくされるなど、大打撃を受けたミニシアター。多くは営業再開後もコロナ以前の動員数には戻らず、なかでも若年層の来館は特に少ないという。今回の企画は、ミニシアター存続に向け、若年層にその魅力を知ってもらいたいという希望も込められているようだ。
「シネ・ヌーヴォ」(大阪市西区)の支配人・山崎紀子氏は、「若年層を呼び込む努力をしてきたけれど、ハードルが高くどんどん後回しになっていく状況でした。でも10年後、20年後ミニシアターに通ってくれるというのは、ミニシアターの存続に関わってくるとても大切なところだと思っています。こういうときだからこそ目先のことだけでなく、未来を見ていく企画だなと。我慢を続けている子どもたちにも、映画館を息抜きとかしんどいときに逃げ込める場所だと発見してもらう機会になれば」とコメントした。
『夏休みの映画館』は8月27日まで、関西では「シネ・ヌーヴォ」「元町映画館」(神戸市中央区)にて実施。対象は小学生〜高校生で、料金は500円。チケットの販売方法や上映作品など、詳細は各館の公式サイトにて。
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