全国がザワついた…島田珠代に訊く「パンティーテックス」の真相

吉本新喜劇に入って30周年を迎えた島田珠代
今、吉本新喜劇の島田珠代のギャグ「パンティーテックス」が話題だ。先日は、ツイッターのトレンドに「珠代さん」「パンティーテックス」が急浮上し、トラックメイカーが珠代の声をサンプリングして曲を作ったり、老若男女がギャグを踊る動画が次々とアップされている。
そのきっかけは、9月15日に放送された有名人の行き当たりばったりの旅をMCの千鳥が「ちょっと待てぃ」とツッコミながら見守るバラエティ番組『相席食堂』(ABCテレビ)。
京都「嵐山モンキーパーク」を訪れるロケで序盤からギャグを連発する珠代に、千鳥はたまらずボタンを連打し、「珠代ッ! パンティーテックス!」と勢いのあるギャグには腹を抱えて大笑い。SNSでは「珠代姉さんってこんなにおもろかったっけ(笑)」「久しぶりに腹抱えて笑った」「最高すぎる」など絶賛のコメントが相次いで投稿された。
今回は、この謎すぎるギャグ「パンティーテックス」が生まれた真相、そしてロケの舞台裏について探るため、島田珠代にインタビューをおこなった。
取材・文/田辺ユウキ 写真/渡邉一生
小学生時代、すでに口ずさんでいた「パンティーテックス」
──『相席食堂』でさまざまなギャグを披露して大反響となりましたが、この状況についてどのように感じていらっしゃいますか。
SNSでトレンドに入るなど、反応が多くて驚いています。でも、そういった状況のなかで吉本新喜劇の川畑座長(川畑泰史)は、「珠代姉さんは30年間、やっていることはずっと同じなのにね」と言っていました。そうなんです、私は吉本新喜劇でずっとあんなことばかりやってきたんです。

──千鳥のふたりは「パンティーは分かる。でもテックスって何や」とおっしゃっていました。
これはいつか明かさなきゃと思っていたんですが、元ネタがあるんです。昔『ミユキ野球教室』(日本テレビ系)というスポーツ番組があったんですが、そのオープニングの音楽がモデルなんです。
「ファンシーテックス」という歌詞があって、小さい頃にそれを聴いてずっと「ファンシー」を「パンティー」だと思い込んでいて。小学生時代、洗い物をしているときも「珠代ッ! パンティーテックス!」とひとりで歌って、踊っていました。
──40年くらい前からずっと歌っていたんですね!
そうです。あと「パンティーテックス」という音感が好き。「テックス」ってなんか良いでしょ。『ミユキ野球教室』のスポンサーだった御幸毛繊さまからは、「どんどんやってください」とお墨付きをいただきました。
──アポイントもすでにとったんですね。
実は今年の8月に『かまいたちの机上の空論城』(カンテレ)のオンエアで、「おばちゃんダンス」を楽曲化するという企画があって、そのなかで「パンティーテックス」も口ずさんだんです。
そうしたら、かまいたちも「パンティーテックスおもしろい」となり、そちらの歌を膨らませることになった。そのとき、カンテレさんが御幸毛繊さまに連絡をとってくださったんです。先方もおもしろがってくれて、だからどんどんやっていこうと。
──それ以前に、「パンティーテックス」を人前で歌った機会はあったんですか?
3年ほど前、藤井隆くんのイベントに出演した際に一度、披露したことがあったんです。そのイベントのなかでフットボールアワーの後藤(輝基)くんが原田真二のモノマネをやっていて、私が彼に絡み続けるくだりがあったんですけど、そこで初めて「パンティーテックス」を公にしました。
──周囲の反応はいかがでしたか。
あのとき、後藤くんは私より先に出番が終わっていたんです。だから先に帰ったと思っていたら、ずっと残っていて。私を待っていたらしいんです。楽屋にやって来たので、「どうしたん?」と聞いたら、「いやいや、姉さん。パンティーテックスって何ですか!? それを聞きたくてずっと待っていました」って。
そのとき、「このネタはもしかすると、いろんな人に引っかかるかも」と気づきました。またいつかやろうと考えていて、今回の『相席食堂』でがっつりお見せすることになりました。
──出演回はリアルタイムでご覧になっていましたか。
私は以前から自分の映像を直視できないんです。あの日も、タオルケットを頭からかぶって観ていました。10代でよしもとに入りましたが、ずっとそんな感じ。「ワーオ!」とか言っている自分が映ると、「嫌! 誰これ!」って感じで。だけど『相席食堂』は、タオルケット越しにうっすら見える私に向かって、「あ、珠代。燃えているな。珠代、いいぞ」と応援していました。
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