シュークリームのヒロタ、関西4店が8月閉店…反響に社員驚き

25日に閉店した「JR天王寺駅構内店」。営業は22年間
駅近の店舗が多く、手土産のシュークリームでおなじみの「洋菓子のヒロタ」(本社:東京都新宿区)が24日、西日本直営店舗4店の閉店を発表した。
コロナ禍での経営状況の悪化、収束の先行きが見えないことから店舗を縮小、25日に閉店した「JR天王寺駅構内店」をはじめ、「大阪駅東口店」「地下鉄三宮駅店」「地下鉄天王寺駅店」の3店舗が8月31日までの営業となる。
販促企画課・課長の杉浦恵梨さんは、「ギリギリまで迷いながらの苦渋の選択でしたが、発表以来、毎日有り難いコメントを多数いただき、社員一同驚いています」と話す。ツイッターでの発表は50万以上も閲覧され、4500リツイートと、これまでにない反響だったそう。
SNSでは「まだシュークリームが珍しかった私の子ども時代から、孫含め3代お世話になりました」「小さい頃、電車で大阪行って、帰りに天王寺駅構内店で買ってもらうのが楽しみだった」など、世代を超えて愛された思い出コメントも多く見られた。
25日が最終営業日だった「JR天王寺駅構内店」は、品切れになった後も、ネットなどを見た客が絶えず来店し、写真撮影をしたり、閉店を惜しむ声が多数寄せられたという。
大正13年に大阪で創業した同社。関西オフィス担当者によれば、1番多い時は関西地区だけで100店舗あり、夏のシューアイスの販売時には、1日中ドライアイスを割り続けるほどの盛況ぶりで、担当の新入社員らは大変だったというエピソードも。

関西ではお土産でもらった時には「おいしい!このシュークリームどうしたんや?」と問いかけ、「ヒロタんや(拾ったんや)!」と答えるのが定番と言われるほど親しまれていたとか。
杉浦さんは「購入店が全てなくなる訳ではありませんが、お客様との直のコミュニケーションが減っていくのは非常に残念です。また復活できるように邁進してまいりたいと思います」と今後の100周年へ向けて意気込む。
西日本では「南海ナンバ駅2階構内店」(大阪市中央区)が営業を続け、量販店や期間限定催事での販売も継続される。
取材・文/塩屋薫
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