休業解除も悩めるライブハウス…現場の本音を聞いてみた

オープン当初より百花繚乱をテーマにさまざまな企画イベントやライブをおこなっている「梅田シャングリラ」(大阪市北区)
■ ライブハウスが置かれた皮肉な現状
休業要請が解除されても営業できない。そんな状況を受けて、ミュージシャンの山本精一が店長を務める「難波ベアーズ」(大阪市中央区)が5月30日、YouTubeにて公開したのが、「期待されるべきライブハウス像」と題した実験バーチャルライブ動画だ。
着ぐるみ姿の観客が、店内入り口で大きな杓文字を介してチケットを購入。検温・消毒を済ませて入場したフロアはもともと狭いため、2mの距離を保つと2名で満員に。
ビニールカバーで遮断されたステージではフェイスガードを装着したバンドが爆音ノイズを演奏。当初は体育座りで静かに聞いていた観客が、つい立ち上がると「出禁」と書かれた紙を渡され退場となる──。そんなシュールな映像からは、現在のライブハウスが置かれた皮肉な現状がありありと浮かび上がる。

そもそも「ライブハウス=スタンディングで人が密接した空間」という定義自体、あまりにステレオタイプで画一的だという声も少なくない。
京都出身のロックバンド・くるりの岸田繁は、今回のニュースを受け、自身のツイッターで「ぎゅうぎゅう詰めでツバ飛びまくりお客が押し競饅頭するのが世間一般のライブハウスのイメージ。昔私が磔磔や拾得(京都のライブハウス)に通い詰めていた時は、ガラガラの店内でテーブルに座って、おとなしく酒を飲みながらライブを観ていた。そんなスタイルに戻るのかも知れない」とコメント。
いずれにしても、収容人数も敷地面積も店舗によって大きく異なる、ライブハウスを安易にひとくくりにする「お役所仕事」に任せているだけでは、この未曾有の危機は乗り越えられないというのが共通認識のようだ。
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