岡本太郎の「太陽の塔」に刺激、麒麟田村の芸術への興味
2020.2.17 13:00

フォトスポットで写真を撮る麒麟田村。「僕の美術の脳はマジでここ(太陽の塔)」(1月31日・万博記念公園)
(写真2枚)
特別展『知る、見る、遊ぶ 太陽の塔』がおこなわれている「万博記念公園」(大阪府吹田市)に、地元出身のお笑い芸人・麒麟 田村裕が訪れた。
テレビもパソコンもなかった幼少期、太陽の塔とともに過ごしていた田村。現在は、美術館で絵画を30分でも1時間でも見続けていられるほど、芸術・美術に興味があるという。
その美術に対する興味の原点は「太陽の塔」。田村は、「お腹にも背中にも顔があって、独特の線が入って・・・というデザインが脳に焼き付いている。大人になってから、青山の展示で岡本太郎さんのほかの作品を観たとき、革命的に脳に電気が走って、一気に美術品や芸術品に興味が湧いた」と語る。
思春期に友人がドラマや音楽に興味を示すなか、田村は空腹ばかりが思い出に残っているという。そんな貧乏少年だった彼にとって、太陽の塔は唯一触れられる屋外アートだった。
これは作者・岡本太郎自身が、芸術は誰でも無料で見られる「パブリックアート」にこだわった点でも。それを知った田村は、「非常にありがたい。この影響を受けなかったら、まったく芸術に興味を持たなかった」と感謝。
「現代でもまったく色あせず、未来への着想を得るようなものが溢れていて・・・。何でしょうね、この充実した時間。当時を知らない人にも見てほしい」と、このイベントの魅力を語った。同特別展は4月12日まで。
取材・文・写真/岡田由佳子
特別展『知る、見る、遊ぶ 太陽の塔』
日程:2019年12月26日(木)〜2020年4月12日(日)
会場:EXPO‘70パビリオン(吹田市千里万博公園1-1)
料金:一般500円、中学生以下無料(別途要入園料)
電話:06-6877-4737
関連記事
あなたにオススメ
コラボPR
-
大阪アフタヌーンティー2025年最新版、編集部取材のおすすめポイントも
NEW 2025.10.16 11:00 -
大阪・関西ランチビュッフェ2025年版、ホテルの食べ放題を満喫
NEW 2025.10.16 10:00 -
京都「オーバーツーリズムって何?」#空いてる国宝萬福寺[PR]
2025.10.15 18:15 -
【大阪・関西万博2025】半年間ありがとう!地元編集部が取材した人気グルメから穴場スポットまとめ
2025.10.13 11:00 -
淡路島の「日本酒」に注目!秋の旬と味わう旅へ[PR]
2025.10.10 17:00 -
京都アフタヌーンティー2025年最新版、編集部取材のおすすめポイントも
2025.10.8 11:00 -
港町の心地よさに浸る、OMOろい旅 in 函館[PR]
2025.10.7 16:00 -
大阪スイーツビュッフェ・リスト2025年版、ホテルで甘いものを満喫
2025.10.6 00:00 -
現地取材で発見!知らなかった宇治の魅力【2025年最新版】
2025.10.1 08:30 -
なぜこんなに「宇治抹茶」が世界的に人気なのか?[PR]
2025.9.30 08:00 -
写真を撮って…豪華賞品ゲット!期間限定コンテスト[PR]
2025.9.29 19:00 -
話題の新作ノンアルビール、飲んでみた[PR]
2025.9.24 11:30 -
OsakaPointでおいしくたのしく大阪めぐり[PR]
2025.9.22 17:00 -
万博・ポーランド館で人気、現地さながらの体験とは?[PR]
2025.9.12 13:30 -
万博で日本一やかましい祭!?三重の魅力を1日で堪能[PR]
2025.9.12 07:00 -
神戸アフタヌーンティー2025年最新版、編集部取材のおすすめポイントも
2025.8.29 10:00 -
大阪から行く高知のおでかけ・グルメ2025最新版
2025.8.22 17:00 -
大阪ビアガーデン2025年版、編集部取材のおすすめポイントも
2025.8.22 12:00 -
京都・滋賀のおすすめビアガーデン2025年最新版
2025.7.23 13:00 -
奈良のおすすめビアガーデン2025年最新版
2025.7.15 15:00 -
関西のおすすめ音楽フェス・2025年最新版
2025.7.9 09:00