工藤将亮監督、ゲリラ撮影に「警官が来た」

映画『アイムクレイジー』の舞台挨拶に登壇した曽我部恵一(左)と工藤将亮監督(16日・大阪市内)
古舘佑太郎主演の映画『アイムクレイジー』の舞台挨拶が9月16日、「シネマート心斎橋」(大阪市中央区)でおこなわれ、出演する曽我部恵一と工藤将亮監督が登壇した。
同映画は、くだらない曲ばかりが売れる世のなかに嫌気がさし、音楽の道を諦めようとしていたミュージシャンが、作曲家の女性と広汎性発達障害の息子に出会うことで、気持ちに変化が生まれていくという物語。
今作はゲリラ撮影も敢行され、劇中では道往く人たちのリアルな反応を観ることができる。工藤監督は、「最近のテレビ・映画は、一般の方の顔があまり映らないように作られているんです。だから最近、(ゲリラ撮影は)あまりやらなくなった。東京・渋谷で撮影しているときも警察官が来たんですけど、『何しているの? 映画の撮影? がんばって』と言ってくれた」と、予想外のエールを贈られたという。
そのエピソードに曽我部も、「僕もインスタを撮るとき、(ライブ時の)お客さんが写っちゃうことがある。タレントさんはそれをニコちゃん(のスタンプ)で隠すけど、僕はそれがなんかイヤで。でも昨日、『コヤブソニック』の楽屋で写真を撮ったら、(関係者用の)Wi−Fiパスワードが写っちゃって。さすがにマズいと思った(苦笑)」と振りかえり、観客を笑わせた。
また、工藤監督が「昔は映画を作るとき、ヤクザとも仲良しになって助けてもらっていたんですよね。今回の撮影のときも実はヤクザが来たんですけど、『がんばりや』と言われただけで何もなかった」と話せば、曽我部も「そういうなかで逆にヤクザの世界から映画に興味を持って監督になったのが、若松孝二監督なんですよね」とギリギリのトークを展開。
インディペンデント映画ならではのスタイルで制作された同映画。曽我部は、「工藤監督の情熱で作られた。音楽もそうだけど、そういう作っている人の情熱ってすごく貴重でステキなものなので、たくさんの人に広がってほしい」とアピールした。映画『アイムクレイジー』は全国公開中。
取材・写真/田辺ユウキ
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