シャンプーてつじ、器に合わせて麺発注

ラーメンの汁を飲み干すイメージを浮かべながら、鉢の大きさを考えるてつじ
芸人の「もうひとつの才能」に注目したMBSのドキュメンタリー番組『OFLIFE(オブライフ)』。19日の放送回では、知る人ぞ知るラーメン好き、シャンプーハットのてつじが登場する。
ラーメンが好きすぎて、つけ麺屋「宮田麺児」をプロデュース。てつじが次に挑むのは、究極の「ラーメン鉢」だ。「究極のラーメンって何やろ? って考えた時に、味にこだわって作っても、鉢は味に似合うものをあるもののなかから合わせるだけ。外側の鉢があってこその究極のラーメンかな?」と独自のラーメン哲学を展開する。

理想とする「究極のラーメン鉢」を作るべく、クラウドファンディングで資金を集めるとともに、自ら構想の実現に取り組む。まず、訪ねたのはミシュランガイドのビブグルマンにも選ばれた大阪のラーメン店「カドヤ食堂」(大阪市西区)。同店の鉢は有田焼。縁が少し外側に反り、底に向かってゆるやかな曲線を描く鉢は、シンプルで手に収まりがいい。昔ながらの中華鉢と、水を入れて飲み比べると、「全然味が違う!」とてつじもビックリ。次に、麺を発注している京都の製麺所「麺屋棣鄂(テイガク)」を訪れ、「器に合う麺を作りたい」と相談。すると、「和食のミシュラン店ではもう(器から作ることを)やっている」と聞かされ、意を強くする。
てつじがラーメン鉢にこだわるきっかけは日本酒。飲む酒器で味が変わることに気づき、「鉢が全部違うのに、今までラーメンの味だけ比べてた。アホなことしてた」と言う。てつじが理想とする鉢には大きなこだわりがある。なかでも譲れないのは、汁を全部飲み干す「全汁」が出来る鉢の大きさ。汁をすべて飲み干すのが「ラーメン屋さんにとって最高のごちそうさま」だという。鉢のイメージを固めたてつじは、デザイナーに思いを込めたデザインを依頼。実際にてつじのラーメン鉢を作ってくれる現場へ行く。そのなかで、新たな発見を重ねてゆくてつじ。こだわり抜いて、出来上がった鉢とは? この模様は、2月19日・深夜1時59分から放送される。
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