約40年ぶり、神戸に上方落語の寄席
2018.4.20 06:00

「神戸新開地・喜楽館」の外観イメージ
(写真2枚)
大阪の「天満天神繁昌亭」に続く上方落語の定席「神戸新開地・喜楽館」(神戸市兵庫区)が7月11日、神戸・新開地にオープン。かつて大小24の劇場があり「東の浅草、西の新開地」と呼ばれるほどの歓楽街だったこの地に、約40年ぶりに寄席小屋の灯がともる。
「新開地界隈には老舗の飲食店もありますので、ランチをゆっくりと楽しんでいただくため、開演時間を天満天神繁昌亭より1時間遅い午後2時からとしています。出演は上方落語家の若手からベテランまで、色物は洋のイメージで神戸らしいものをと考えています」と、神戸新開地・喜楽館の関 英栄さん。
7月11日~15日は開場記念特別公演を予定しており、「三宮や北野、元町にはない『B面の神戸』として新開地独自の魅力を発信していきたい」と、以降は同館を中心に界隈を回遊するような企画も考えているという。8月からは午後5時より貸館としても機能。「ジャンルを問わず、プロの公演はもちろん、大学の落語研究会や舞踊グループの発表会など、一般にも広く利用してほしい」と呼びかける。

午後2時から4時半ごろまでが昼席で、落語6~7席、手品や浪曲など色物1~2席を上演予定。昼席の入場料は一般前売2300円(当日2800円)、高大生2000円など。詳しくは新開地まちづくりNPOまで。
文/岩本和子
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