京都・新風館の再開発、隈研吾が監修

左から「エースホテル」のブラッド・ウィルソン社長、NTT都市開発の中川裕代社長、建築家の隈研吾氏
「NTT都市開発」(本社:東京都千代田区)が6日、閉館した商業施設「新風館」(京都市中京区)の開発計画についての会見を京都市内でおこない、アメリカの「エースホテル」をアジアで初めて誘致し、建築家の隈研吾氏が建築デザイン監修を担当するとした。
日本近代建築の名建築家・吉田鉄郎氏が設計した「京都中央電話局」(1926年竣工)を2001年〜2016年に買い物や食事、イベントなどを楽しめる施設「新風館」として「NTT都市開発」(本社東京都千代田区)が運営。今回の再開発では、「伝統と革新」というテーマを引き継いだまま、地域活性化の拠点を目指す。

「エースホテル」は、アメリカ・シアトルで1999年に創業し、地域性を生かしたデザインが魅力。アメリカとイギリスで全9ホテルを運営し、日本人のファンも多く、待望の日本初上陸となる。同社のブラッド・ウィルソン代表取締役社長は、「私たちにとって、ホテルとは文化的な好奇心を呼び起こす場。アメリカ西海岸のルーツと京都の街が持つエネルギーを結びつけ、EAST meets WEST(東と西との出会い)となる場所に。文化やアートが好きな方に興味を持っていただければ」と語った。

監修を務める隈氏は、「(施設に面する)姉小路通、東洞院通など、京都らしいヒューマンスケールの道。それと大きな烏丸通をどのように調和してつなぐかがテーマ。この規模のホテルとしては珍しい杉の骨組みを利用したり、非常に繊細な金網を組み合わせるなどとして、街との調和をはかっております」。そのため、通りによって見る景色は異なる印象になるそう。
京都市指定・登録文化財にも指定された大正時代の建築物は、烏丸通に面する既存棟のみ残し、中庭を挟んで7階建ての新築棟を設ける。1階は飲食や物販など約20店舗ほどを想定し、全体の施設名はまだ検討中とのこと。2019年末のオープンを予定。
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